日本最大級のキャンピングカー製造販売メーカーであるナッツRVが手がける、フィアットプロフェッショナルデュカト。車名はイタリア語で運命を意味する「FORTUNA」。「このキャンピングカーと出会うのは運命だった」というキャッチコピーとともに、そのディテールにさらに迫りたい。
新型キャンピングカーのキャッチコピーは「運命」
リチウムイオンバッテリーが標準装備なほか、オプションで家庭用エアコンも搭載が可能……というアナウンス以外にも、続々と詳細が明らかになってきた「フォルトナ」。キャッチコピーは「このキャンピングカーと出会うのは運命だった」。そんな「フォルトナ」は2タイプのレイアウトを採用し、ダイネットをふたつ備えるのが特徴だ。
室内はツインルーム、ツインダイネット(居間スペース)、ツインダイネットで構成され、マルチルームが備わるモデルがタイプM、その部分をクローゼットとしたのがタイプCとなる。家具は10種類、ファブリックは16種類、メラミン仕上げの天板は4種類という数多くのカラーを選べ、セミオーダーのように自分だけのキャンピングカーを作り上げることができるわけだ。
車内高は1900mmなので、立ったままラクラク移動が可能という今までのバンコンの常識を覆す広さである。ナッツRVによると、マツダボンゴトラックをベースとしたキャンピングカーのマッシュの後継という説明だったが、なるほどそう言われればファミリーユースでも余裕で楽しめるレイアウトではある。
電動昇降式のベッドで、2段ベッドとしても使える
なお、車体後部のダイネットはベッドとして展開できるだけでなく、電動昇降式のベッドが備わっている。このスペースをダイネットとして活用できる点で、フォルトナは多くのユーザーのライフスタイル&キャンピングカーライフに対応できそうだ。
東和モータース販売からも兄弟車が登場!!
さらにこのフォルトナ、東和モータース販売ともパートナー契約を結び、販売チャネルを拡大。東和モータース販売から販売されるキャンピングカー は、モデル名をスペランツァ(イタリア語で希望の意)とし、フォルトナ同様に2タイプのレイアウトを展開。全国の東和モータース販売で購入できるようになっている。ナッツRVと東和モータース販売がパートナーとなることによって、輸入キャンピングカーながら、抜群の整備&ケア体制を確立。輸入キャンピングカーに不足しがちなサービススポットを補完することに成功している点もポイントだ。