10月2日に運行が開始される、津軽海峡フェリーの室蘭〜青森航路。本州と北海道を結ぶ新たなルートとして期待が高まっている。その運行開始に先立ち、室蘭〜青森航路の就航船舶「ブルーマーメイド」の船内見学会が行なわれる。

室蘭〜青森航路

これまで北海道と本州を結ぶ北海道側の港は、函館、苫小牧、小樽の3つだった。そこにこの10月に加わるのが、室蘭だ。室蘭はものづくりの街、工業都市としても有名で、登別温泉や洞爺湖、ニセコへのアクセスに便利な立地。北海道へのクルマ旅で室蘭を拠点に考えると、今までにない旅のルートを考えることもできるのではないだろうか。

運行スケジュールは、室蘭発20:00〜青森着3:00、青森発9:00〜室蘭着15:45、所要時間は6時間45分〜7時間となっている。いままで津軽海峡フェリーで運行されてきた青森〜函館航路の3時間40分、大間〜函館航路の90分と比べると、同社としてはかなり所要時間の長い航路になる。

ブルーマーメイド

その室蘭〜青森航路で就航するのが「ブルーマーメイド」だ。現在は青森〜函館航路を担っているが、新航路の開設に合わせて室蘭〜青森航路へ転属する。ゆっくり休める個室から、カジュアルに船旅を楽しめる席まで備え、目的や予算に合わせて使える。同社の船に共通した特徴でもあるが、ペットのための設備も充実しており、大型犬（幅52cm×奥行80cm×高さ60cmのケージまたは犬用カートに入り、体重30kgまでの犬）まで対応可能なプライベートドッグルームとドッグバルコニーもある。

運行開始前の9月30日、このブルーマーメイドの船内見学会が室蘭市フェリー埠頭で開催される。全客室が見学できるほか、先着でオリジナルグッズのプレゼントや、室蘭〜青森航路無料乗船券やオリジナルグッズが当たる空くじなしの抽選会も実施される。津軽海峡フェリーグッズや青森のお土産品の販売も予定されており、一足先に新航路を感じられるイベントになっている。

■室蘭～青森航路開設記念「ブルーマーメイド」船内見学会

日時　　：2023年9月30日(土)13:00～16:00(15:30入場締切)
場所　　：室蘭市フェリー埠頭停泊中「ブルーマーメイド」(所在地：北海道室蘭市入江町1番地50)
入場料　：無料
見学特典：
(1)室蘭～青森航路就航船舶「ブルーマーメイド」の全客室の見学
(2)開設記念オリジナルグッズをプレゼント (先着2,000名、1人1個限り)
(3)空くじなしの抽選会 (先着2,000名、1人様1回限り)
※見学者に抽選券を配布。船内見学後、抽選ブースで抽選となります。

売店販売：津軽海峡フェリーグッズや青森のお土産品などを販売(販売時間10:00～16:00予定)
駐車場　：無料駐車場あり（スペースに限りがあるので注意）

その他　：先着順にて見学。混雑時は入場を制限することもある。
　　　　　車イスでお越しの場合は車イスのまま入場可能。その場合、一部見学できない施設あり。

津軽海峡フェリーウェブサイト：https://www.tsugarukaikyo.co.jp/topics/page/?id=1693208847NCzPq