日本のトップビルダーの1つ、トイファクトリーがフィアットデュカトをベースに手がけたモデル、「オリジン6.0」。「着脱可能なシート」という新機軸でレイアウトの自由度を増した、話題の1台だ。洗練された室内と合わせてご紹介。
レイアウトの自由度が増す着脱可能なシート
トイファクトリーの25年にわたるバンコン製造で培ったノウハウと、創業以来こだわり続ける断熱技術を盛り込み、日本流の「おもてなし」に満ちたデュカトベースバンコン、それが「オリジン6.0」だ。ハイマー出身のデザイナーを迎えて、内装のしつらいや色遣いも洗練を極めている。シートファブリックは撮影車のブラウンとベージュが選べる。
ショートボディの「オリジン5.4」に対し室内長が400mm長い「オリジン6.0」はベッドスペースを拡大。5.4は2人就寝だが、6.0のリヤ常設ベッドは3人が横向きに寝られる。
さらに、オプションのポップアップルーフを選択するとプラス2人分の就寝スペースが得られ、天井空間に余裕がある6.0はルーフエアコンも装着可能だ。
スライドレールにセットしたセカンドシートはシュニーレ製。3点式シートベルトが内蔵され、安全性と座り心地、ホールド性に優れるセパレートタイプ。 レバー操作で着脱でき、前向き4人乗車や回転させたフロントシートで作る対面ダイネット、オプションで3列目の追加など、自由自在にアレンジできる。