
老舗のキャンピングカービルダー、ロータスRV販売。高い特装技術から個性的なモデルを生み出してきたが、このハイエースバンコン「イースピリット」はハイエースを超ハイルーフにしているのが大きな特徴だ。解放感抜群な室内、ほかにない使い勝手を持つマルチルームなど、見どころの多い1台を紹介する。
超ハイルーフならではの抜群の居住性
イースピリットはハイエースのロング・ワイドボディをベースに、オリジナルのFRPルーフを架装している。「スーパージャンボルーフ」と名付けられたこのルーフは十分すぎる高さを持った形状で、室内は大人が立って歩くのも余裕。
もちろん開放感の向上にも貢献しており、室内はハイエースバンコンとは思えない開放感ある空間になっている。 また、ルーフ前方はバンクベッドとなっているが、一般的なキャブコンのそれと同等のサイズがある。引き出し延長マット方式で昇降用のラダーで乗り降りする。
ダイネットは反転可能なマルチアクションタイプのセカンドシートとの組み合わせ。対面仕様ではないが、フロア中央が空くためこのほうが開放的でゆったり感は上々。
さらに特徴となるのが後部空間を使った装備。右はワードローブで左がマルチルームとなっているが、いずれも車内とリヤハッチ側からアクセスできるのだ。
これだけ多彩な架装がなされているが、ハイエースのワゴンワイドロングボディがベースなだけに、走りや乗り心地のよさは問題なし。大型ルーフの架装による影響もほとんど感じない。ノーマルルーフでは実現不可能な就寝形態と居住性は、ファミリーユースには最適で、キャブコンのライバルにもなりうるだろう。






