
埼玉でオリジナルのキャンピングカーを製造するプレシャスモストRVの「エクスペディションホーク」。タウンエーストラックをベースとした運転しやすいコンパクトな車体ながら、ファミリーユースにもピッタリの空間を確保。さらに災害時の使用をにらみ、車両の設計を工夫して舗装道路だけでなく悪路走行性を高めたワイルドな1台。
荒野でも走れる性能と機能性を重視した車内

エクスペディションはシリーズモデルで、先に「イーグル」が日本特殊ボディーから発売。それに続く形でプレシャスモストRVから「ホーク」がリリースされた。シェルの構造は同じで軽量で断熱性に優れたパネル工法。コンセプトも同様でオフロード性能を重視し、デパーチャーアングルを高めたシェル形状。ベース車とのねじれの影響を少なくするために、キャブとシェルは接合させていない。
機動力を重視したボディサイズのライトキャブコンなので車内空間は限られているが、随所を工夫したレイアウトでカバー。対面ダイネットが基本だが、最後部に横向き就寝の上段ベッドを備えるほかに、マルチルームも装備している。キッチンはコンパクトだが、各種装備をうまく配置して使い勝手を向上。さらに評価できるのが各部に多数の収納を備えていること。外部扉も多用しており、ちょっとした空間も利用。これは平面を生かした家具だからでもあり、見た目のスマートさと機能を両立した作り込みとなっているのだ。






エクスペディションホークはタウンエーストラックDXがベース。乗車定員は4人で、車両サイズは4930×1960×2700mm。

