どんな道でも入っていける小さなボディ、たくみに詰め込まれた快適装備、ポップな見た目(もしくは街に溶け込むシンプルな見た目)、みんな大好き軽キャンパー。たくさんの軽キャンパーが2023年もデビューしたが、その中から注目のモデルを8台紹介。
目次
2人旅と割り切って装備を充実化させたモデルが台頭
軽自動車という限られたスペースでは、運転席より後ろをまるまるベッドにするのが基本。つまり装備品を置く場所が極端に限られるのだ。
一方でエンジンを切っても使える車載クーラーはもはやマストと言ってもいい装備。クーラーを動かすための大容量バッテリーと高出力インバーターの搭載スペースをどう確保するか?ということで最近なされている提案はシートを減らして2~3人乗りにしてしまい、その分を収納にするというもの。
不便と思うかもしれないが、軽キャンパーのほとんどが2人就寝用なので、キャンピングカーとして使うならさほど問題にはならないのだ。
この割り切りにより装備の充実化がはかられ、いまや軽キャンパーは1クラス上のコンパクトキャンピングカーと同じような使い方ができるまでになった。クーラーはもちろん、電子レンジも余裕だし、長期旅もこなせる。
さっそく最新軽キャンパーの世界を見ていこう。
ekクルーズ コモド/ロータスRV販売
頭上空間をうまく使って電子レンジも冷蔵庫も標準装備!
老舗キャンピングカーメーカー「ロータスRV販売」は車両後部をぐるっと囲むような特別設計のテーブルと頭上収納で充実の装備と就寝スペースの確保を実現。DVDプレーヤーや地デジチューナーなども標準装備なので、まさに1クラス上の装備群だ。
クーラーはオプション設定になるが、バッテリーはベッドマットの下の空間にうまく収められるように設計されている。
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エクスクルーシブ ミニバード/ケイワークス
2人乗りと割り切って優雅な軽キャンパー空間を作り出した
ハイエースを中心に高級感あるキャンピングカーづくりに定評のあるケイワークスの軽キャンパーは、横むきのロングソファを用意し、くつろぎスペースもちゃんと用意。ケイワークスはソーラーパネルとリチウムイオンバッテリーを組み合わせた独自の電装システム「メビウスシステム」を用意するほど電装系装備に造詣が深く、このエクスクルーシブミニバードでも最大300Ahのリチウムイオンバッテリーと2000Wインバーターを装備でき、標準装備されている電子レンジはもちろん、ドライヤーなども使っていける。
ヴィータ/フィールドライフ
これまでの常識をくつがえした画期的なレイアウト
軽キャンパーづくりの老舗・フィールドライフのヴィータはセカンドシートの右側を外して横向きのロングソファと、対面側にロングキッチンを設けた変形レイアウト。ミニバンベースのキャンピングカーにはこういったレイアウトのモデルがあるが、軽キャンパーでは画期的。ポップアップルーフもついているので、圧倒的な開放感のある軽キャンパーとなった。なお左側のセカンドシートはフロアの下にあるので用途によっては引き出して使うこともできる。
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フェイバリットボックス アクティブ/パパビルド
スズキ スペーシアをベースに超ロングソファが使いやすい軽キャンパー
このポップな色合いは軽キャンパーの特権!かわいらしいインテリアと使いやすさがつまった内容で話題を呼んだのがこのフェイバリットボックスアクティブ。乗車人数を2人と割り切り、助手席から車両最後部までずどんと突き抜けたロングソファが印象的。1人旅ならこのままソファ兼ベッドとして使ってもいい。車両右側の後方にキャビネットがあり、跳ね上げ式のテーブルがあり、使い勝手が良い。気軽な街乗りから車中泊旅まで使い倒せるモデルだ。
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ピッコロキャンパープラス ポップアップルーフ/オートワン
軽キャンパー専門店のロングセラーモデルに新色追加
「給電くん」「愛犬くん」などのヒットモデルを量産するオートワンのロングセラーモデルがこのピッコロキャンパーシリーズ。ピッコロキャンパープラスはその中でも収納などをスリム化し、
フロアスペースを広くとったモデルとして根強い人気がある。軽キャンパーという限られたスペースに対して古くからポップアップルーフを提案しており、これで4人乗車4人就寝を可能とする。現行の仕様は外装色に合わせた新しいポップアップルーフ記事のカラーを選べるようになっている。
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アマホIII/ダイレクトカーズ
遊び道具も積める本格軽キャンパー
ダイレクトカーズの「アマホ」シリーズはハイゼットトラックを架装した本格キャンピングカータイプ。ロングソファにコンパクトキッチン、アクリル窓など、小さくてもしっかりキャンピングカーしている。
実は大きなリアハッチも用意されていて、ここから大きな荷物も積み降ろしができる。ポップアップルーフもついて3人がゆったり寝ることもできる。遊びの基地としては最適な1台だ。
シン・ミカド/タイムトラベルカンパニー
驚きのギミックいっぱいの技あり軽キャンパー
おしゃれな色づかいの軽キャンパーを作らせたら業界イチかもしれないタイムトラベルカンパニーの軽キャンパー・ミカドが「シン・ミカド」としてリニューアル。一見すっきりとシンプルに見えるが、よく見るとさすがの作りこみが随所になされている。頭上収納やマット下をうまく使って冷蔵庫や電子レンジを標準装備する。液晶テレビやオプションのクーラーなども生活感が出ないように搭載。レイアウトの工夫でくつろぎモードも作れるのが嬉しい。
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ミニチュアクルーズ CP/岡モータース
人気軽キャンパーシリーズにもクーラーパッケージが追加
岡モータースのミニチュアクルーズシリーズは、上質感あるインテリアと、しっかりしたベッドマット、充実した装備で人気。2023年はクーラーつきパッケージが設定され、待ちわびていたユーザーは歓喜した。そのクーラーも生活感が出ないよう美しくインストールされている。
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ここまで、老舗&人気のビルダーの軽キャンパーを8モデル振り返ってきた。。
アトレーやハイゼットといったダイハツ車ベースの車両も多く紹介したが、スズキのエブリイでも製作可能なことが多いので、気になったモデルがあったら問い合わせるのがオススメだ。