ニューキャンパー

話題のメーカー純正車中泊車「日産セレナ マルチベッド」を試す!

日産モータースポーツ&カスタマイズが手がける人気の車中泊ミニバン!

カーオブザイヤー受賞の万能ミニバン「セレナ」に、車中泊向けベッドキット搭載モデルが存在するのをご存知だろうか? 日産モータースポーツ&カスタマイズが手がけ、全国の日産で発売中のセレナマルチベッド 、見た目からは普通のセレナにしか見えないが、はたしてその実力は?!

日産のグループ企業である「日産モータースポーツ&カスタマイズ」が手がけるメーカーカスタムの車中泊仕様車「マルチベッド 」シリーズ。なかでも、乗用登録の「車中泊車」が、このセレナマルチベッドだ。サードシートを外すことで生まれたそのスペースに4分割のベッドマットとフレームを組み込むことで、ミニバンの使い勝手のよさを車中泊方向へさらに高めた仕様である。5人乗車で普段使いが犠牲になることもなく「マルチ」に使えるのは、言うまでもない。

サードシートを廃し、その部分にベッドマットのフレームを配置。5人乗車で広々としたラゲッジだ。硬質塩化ビニールのフロアは、汚れの掃除も簡単!
4分割のベッドマットを広げると、セミダブルサイズのベッドに! 幅1320mm、長さ2120mmで、耐荷重は150kg

また、全国の日産のディーラーでマルチベッド仕様車をオーダーすることができるのもポイントだ。設定グレードはAUTECH、XV、ハイウェイスターVで、もちろんそれぞれガソリン、e-POWERから選ぶことができる。

ベッドキットとして単体で売っているのではなく、「マルチベッド」という新車が購入できるというわけである。

しかし、だ。このマルチベッドは、いくらセレナがカーオブザイヤーを受賞するほどのいいクルマ(室内広さはミニバンNo.1)だからといって、乗るまでは「ベッドマットしか備わってないんでしょ?」と、(オプションが多数のキャラバンやバネットと比べて)その利便性を実感できずにいたのも事実。だから、今回セレナマルチベッドを車中泊を想定したクルマ旅に使ってみて驚いた。

セレナマルチベッドで都内を出発。アクアラインで千葉へ向かう!

運転はプロパイロットで超がつくほど楽ちん! 

最新型のクルマとしての完成度の高さに加え、バネットやキャラバンとは違ってもともと”ミニバン”として開発されたセレナは、普段使いから遠乗りまで、運転手含めて乗員が快適に移動できるよう各部が設計されている。一言で言えば、目的地までの道中、運転がとてつもなく楽なのだ。特に休日は、観光地へ向かう有料道路に渋滞が発生しがちだが、それもプロパイロットならまったく疲れない!多くのキャンピングカーのベース車となるエンジンが座席下にあるキャブオーバー型の貨物自動車とは生い立ちが違うのだから当然なのだが、運転席助手席まわりの乗車スペースの広さから乗車姿勢まで、実に快適なのである。

運転支援技術プロパイロットを装備。ステアリングに手を添えていれば、あとはセレナにお任せ。周囲の車の動きに合わせて一緒に走行してくれる!

特に、自動車専用道路などは運転支援技術、プロパイロットが高速道路や自動車専用有料道路でアクセルとブレーキ、ハンドル操作をアシストしてくれるため、心身の負担が少ない。渋滞も苦にならないのだ。身の回りの持ち物はUSBで給電もしくはワイヤレスで充電でき、セカンドシートにはドリンクホルダー付きの折りたたみ式テーブルも備わっている。見やすい統合型インターフェースディスプレイをときおり見やりながら、気づけばあっという間に目的地に到着してしまう。

アラウンドビューモニターで、車庫入れも簡単

道の駅に到着! 車内でブランチもゆったり楽しめる!!

到着したのは、皆さん大好き道の駅だ。道の駅「木更津 うまくたの里」は、C4首都圏中央連絡自動車道の木更津東IC降りてすぐ。

セレナ マルチベッドは普通車の駐車スペースにすっぽり収まり、かつ車内は、ごろ寝もテーブルとしての使用も可能なベッドマットが備わっている。道の駅などでは、朝食をテイクアウトして車内でくつろげるのも、これまた実に楽だ。プライバシーガラスに加え、ロールサンシェードもあるので、車内を覗かれる心配もないことも付け加えておこう。

4分割式のベッドマットは、セカンドシートを片方起こした状態で、片側だけマットを展開する形にもできる。その場合はちょっとしたテーブルとしても使用可能だ
スライドドアにはプライバシーガラスのほかロールシェードを備えているので、外から覗かれる心配もなし。最新型ミニバンの車内で横になりくつろぐのは、なんて贅沢なんだろう
ドリンクホルダーやテーブルも使える
最新ミニバンなのでUSB充電も充実
シートとベッドマットは同じ生地で、水に強い仕様
道の駅で食材やお土産をたくさん買ってしまうのはお約束!セレナはベッドマット下のラゲッジスペースは広大なので、荷物を積めないなんてことももちろんない
スライドドアは、ハンズフリーオートスライドを採用。両手に荷物を持っていても、足をドア下にかざすだけでドアオープンが可能だ
セレナは、デュアルバックドアを採用。これがセレナマルチベッドだとさらに生きる。ちょうどベッドの高さがハーフバックドアに合わせて設計されているので、上だけ開ければ居住空間は風を取り入れてリラックス
バックドアをひらくとこんな感じ。アウトレットで買った荷物もすっぽり収納しつつ、荷物の盗難や丸見えの心配なし!

車中泊スペースを利用すると、アウトレットパークがさらに楽しい

地元の食材などをお土産に買い込んだら、次の目的地のRVパーク「GREEN BASE木更津」へ。アウトレットパークでの買い物にもセレナマルチベッドは変革をもたらす。RVパークにクルマを停めて、家族が買い物へ行っている間に車内でくつろいだり、渋滞を避けて帰路につくこともできる。敷地内にはトイレもシャワーもあり自由に使うことができるので、なんならそのまま泊まってもいい。

千葉県木更津市にあるRVパーク「GREEN BASE木更津」は、三井アウトレットパーク木更津の目の前
男女別の清潔なトイレやシャワーもあって……
流し場もある。昼食や夕食などをテイクアウトで楽しんで、その食器を洗うこともできるのだ!
RVパークは大きめの駐車スペースにイスやテーブルを広げることも可能。車内でも車外でもくつろげる
食事はアウトレットパークのフードコートや、付近のおしゃれなお店でテイクアウト!

このように、オートキャンプを想定した車選びもいいが、普段使いの延長にセレナマルチベッドのような車中泊要素をプラスしたクルマを選ぶことで、日常二遊びが加わり、毎日はもっと楽しくなるはずだ。

画像ギャラリー

セレナ マルチベッドは、3月15日発売のオートキャンパー4月号でも詳しく紹介!しかもカタログが付録としてついてくる!

オートキャンパー2024年4月号
去る2月に開催されたアジア最大級のキャンピングカーイベント、「ジャパンキャンピングカーショー2024」では、これまでにない作り込みや仕上げのニューモデルが多数出展されました。今月号のテーマは“2024年型のトリセツ”。巻頭からこれでもかとばかりに最新モデルについての企画が目白押しです!! 別冊付録の「道の駅2024 全国1209駅完全ガイド」は、3号連続で展開する恒例の冊子です。この号(パート3)は、北海道・東北編になります。前々号(パート1)の“西日本”編、前号(パート2)の“中日本”編と併せてご活用ください。3冊そろえて、全国を網羅しましょう! また、この号では人気ミニバンの車中泊仕様、「日産セレナ マルチベッド」のカタログがとじ込み付録となっています!

関連メーカー/ビルダー情報