ハイエースベースのキャンピングカーの多くについて回るのが、ベッド展開。各社さまざまな工夫でなるべく楽にスムーズにとなっているが、安全性を確保するためにもベッドを構成するパーツが重いこともしばしば。それを新採用の素材で解決したのが、この1台。
フロアベッドと上段ベッドで4人の就寝スペースを確保
フォーシーズによるハイエースベースのバンコン、「スマートキャンパー7Gアソート」。平日にも休日にも活躍できるマルチな1台を目指して生まれたモデルだ。そのコンセプトの通り、3列シートによる7人乗車の実現と、REVOシートの採用によって確保できる荷室スペースが魅力。さらに大人4人分の就寝スペースも確保している。
この就寝スペースは、フロアを広く使ったフロアベッドと、その上にマットを渡して作る上段ベッドで構成なのだが、注目はこの上段ベッドを作るマット。上段ベッドを使うときには、専用のマットを所定の場所に設置する必要がある。だがこのマット、当たり前だが大人が乗っても問題ない強度を確保しなければならない。そうなるとどうしても重量出てきて、設置や移動の手間が心配になるが、このフォーシーズのモデルでは問題なし。ハニカム構造の樹脂材を軽い0.3mmのアルミ板でサンドイッチした新素材をマットのベースに採用。上段ベッドのマットは長さが1450mmとなかなかの大きさなのだが、驚きの軽さになっているのだ。