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キャンピングカー、車中泊での電源問題を解決する新製品がエコフローより発売!

EcoFlowから走行充電器、「EcoFlow Alternator Charger」

ポータブル電源で世界で人気の高いEcoFlowから、キャンピングカーや車中泊のシーンをより意識した新製品が発売。同社のポータブル電源、デルタシリーズと合わせて使う、走行充電器「EcoFlow Alternator Charger」だ。

「EcoFlow Alternator Charger」

今回発売された「EcoFlow Alternator Charger」は、EcoFlowのポータブル電源デルタシリーズへクルマのメインバッテリーから直接充電を行う走行充電器。さらに充電機能に加え、メンテナンス装置、メインバッテリーへの逆充電という機能まで備えるシステムだ。メインの機能である充電機能も、自動車のオルタネーターでの余剰電力を利用し、走行中に最大800W出力、わずか1.3時間で1000Wh充電できる性能の高さ。従来から自動車のシガーソケットを通じてポータブル電源へ充電することは可能ではあったが、EcoFlowによれば、その方法の8倍の速さで充電可能だという。これだけの性能があれば、数時間のドライブ中に、大容量のポータブル電源をしっかり充電することが可能。外部からの充電に頼らず、自動車だけで大容量の電源環境を完結できるようになる。

このEcoFlow Alternator Charger」とEcoFlowのポータブル電源でシステムが完結する
シンプルでコンパクトな本体。ケーブルはコネクタで接続でき、それぞれどこにつなぐのか表示もされている

安全性も高く、耐熱性のある新素材の窒化ガリウムを採用。コンパクトで設置場所を選ばない。操作や設定、状況の確認は、他のEcoFlow製品同様、スマホのアプリから行なう。

キャンピングカーの電源環境の増設にも

このEcoFlow Alternator Charger」は、軽自動車から大型のキャンピングカーまで様々な車種に取り付けることが可能。さらに製品自体もユーザーが自身で取り付けることを想定し、わかりやすい設計になっている。
もちろんキャンピングカーのサブバッテリーにつなぎ、ポータブル電源へ充電することも可能。鉛のサブバッテリーを持つキャンピングカーユーザーの中には、リチウムイオンバッテリーや大容量ポータブルバッテリーへの関心が高いユーザーも多いと思うが、そういったユーザーへの答えの1つにもなるシステムではないだろうか。デルタシリーズのポータブルバッテリーをすでに持っているというキャンピングカーユーザーも、充電のために重いサブバッテリーを動かす必要がなくなるので、ぜひ注目してほしい製品だ。

製品発表会では、実際にVANTECHのCORDE Leavesに取り付けて使用している様子が。セカンドシート下のサブバッテリーからマルチルームに設置したEcoFlow Alternator Charger」、そしてポータブル電源へ配線されているのがわかる

EcoFlowからは今後もキャンピングカーにピッタリの製品が登場予定!

スタッフが手に持つのが、今後登場する予定のフレキシブルソーラーだ

またこのEcoFlow Alternator Charger」の発表と合わせて、EcoFlowからは今後もキャンピングカーに向けた製品、システムを出していくというアナウンスがあった。直近では、人工衛星にも採用されている新素材CIGSを使った、形状を自由に変えられるソーラーパネルが登場予定。従来のシリコンを使ったソーラーパネルとは違い、日陰でも発電が行なえ、簡単に曲げられるフィルムのような性能を持つので、キャンピングカーの湾曲した部分にも取り付けられる特徴を持つ。こちらは、現在国内で複数のキャンピングカーメーカーと協力し実証実験などが進められている。