キャンピングカーとして十分な装備を持ちつつファーストカーにも利用しやすいバンコン。各社が多彩なモデルをリリースしているが内装の特徴から本誌が独自にカテゴライズ。それぞれの楽しみ方に合わせたおすすめのモデルをまとめました!
目次
AC流バンコンカテゴリー解説
バンコンのカテゴリーを考案するにあたり、まずは就寝設備など規定の条件をクリアしたキャンピング登録となる8ナンバーと、キャンピングカーとしての登録にこだわらず元のナンバーを生かした1・4・5ナンバーの2パターンに分類。そこから、それぞれの使用方法を考慮しそれぞれを更に細分化しました。カテゴリーの説明とともに、そのカテゴリーに当てはまるおすすめのバンコンモデルをご紹介します。
おすすめバンコンモデルカテゴリー別紹介
8ナンバー登録―スタンダードモデル
キャンピング車の構造要件を満たした8ナンバーのバンコン。おもにハイエースやNV350キャラバンの車内空間を生かして架装が施されている。キャンピングカーとして必要十分な装備を持つモデルをスタンダードとして扱う。
アネックス ファミリーワゴン
スーパーロングワイドボディよりも全長と全高を抑えたロングワイドボディのハイエースをベース車に採用。車内空間は限られるものの普段使いがしやすいボディサイズで5ドアかつ前向き5人乗車ができ、フロア&上段ベッドで大人3人プラス子供3人が就寝可能と、2人旅からファミリー旅まで幅広く対応する。
問)キャンピングカープラザ大阪 ☎072-641-7500
レクビィ ヴォーノ
2009年の発売以来、初となる大幅な改良を施したヴォーノ。「暮らす・仕事する・くつろぐ・寝る」を1台で賄うため、居心地のよさをさらに追求した。全長5mを切るボディながらスライドドアを開けた瞬間に車内空間の広さを感じるほか、L字ダイネットに着座したときにも余裕を実感する。キッチンや収納を後部にまとめたことで車内の視野が広いのだ。
問)レクビィ ☎0561-41-3613
8ナンバー登録―装備・架装充実モデル
人によって重視するポイントが異なるため、ビルダーはスタンダードなモデルのほかに特定の装備や架装をより充実させたモデルもリリースしている。ボディの架装から電装の強化まで、キャンピングカーの充実化の具体例をピックアップ。
ダイレクトカーズ ボンドⅡ
キャンピングカーとして車内で移動するときの余裕につながる室内高は見逃せない要素。バンコンでそれをたっぷり確保する手段の1つにハイルーフ架装があるが、このモデルは何とキャブコンにも引けを取らない1850mmの室内高を実現。サイドソファとセカンドシートで作るベッドの他、小窓も用意されたハイルーフにベッドも展開できる。
問)ダイレクトカーズ ☎059-253-8888
D.V.Dデルタバンデザイン ダーウィンQ5
欧州キャンピングカーによく見られる、回転式のフロントシートを用いてセカンドシートと組み合わせて展開するダイネット。リヤベッドにゆとりを持たせ、さらにマルチルームも設けている。ポータブルトイレの設置や着替えなど、マルチルームがあると車内でできることが増え、よりキャンピングカー的といえる。
問)デルタリンク ☎086-429-3337
1・4・5ナンバー登録―車中泊モデル
キッチン設備や就寝スペースの規定など、キャンピング車登録にこだわらず、元のベース車両のナンバー登録のまま就寝+各々のモデルの個性を生かしているのが車中泊モデル。比較的コンパクトな車両に施している。
4Cs スマートキャンパー9s
ハイエースであってもミニバン感覚で使えるのが特徴。ベース車はロングDX標準ルーフなので5ナンバーサイズ。しかも左右両開きのスライドドアを採用する。おかげで車内幅をフル活用でき、セカンドシートはREVOバタフライ使用の1400mm幅を装着。3人で座っても余裕があるのはもちろん、十分な足元空間を確保できる。
問)フォーシーズ ☎043-305-5270
バンレボ VR470 TYPE1 BASIC HIACE VERSION
VRシリーズはベース車のサイズやルーフ架装などにより多数ラインナップする。このVR470タイプ1は標準ボディ標準ルーフながら2段ベッドを配し、セカンドシート以降は荷物がたっぷり積めるトランポタイプ。フロア4箇所にタイダウンフック、両サイドの天井には移動式のフックを各5個ずつ備えたガレージバーを装着。
問)バンテック新潟 ☎025-527-3365
1・4・5ナンバー登録―バンライフモデル
バンライフは欧米を中心に数年前から流行となり、大きなキャンピングカーではなく、日本で言うバンコンサイズのバンに荷物を詰め込んで旅をして生活をしている。日本でも各ビルダーからバンライフをコンセプトにしたモデルが発表されるなどまだまだ勢いがある
SEDONA LAKESIDE
REVOシートを供給するメーカーが製作したオリジナルブランド第1弾の1つがこのLAKESIDE。担当者がバンライフに思いをはせ、完成させた渾身のモデル。自分の部屋のようにお気に入りに囲まれて行きたいところを旅し、便利に囲まれた生活よりも不自由を楽しみたい、そんな思いから作られた。ムク材が張り巡らされ、車内であることを忘れる空間に。
問)ワークヴォックス ☎0774-63-7600
メティオ ラクネルバンツアー
もともと軽キャンパーのベッドキットとして誕生したラクネル。10年以上の時を経て、細部にわたりブラッシュアップが図られ、満を持して登場したのがラクネルバンツアー。ネームングの通り車で快適に旅をできるようにサポートされている。リヤにマルチルームが装備され、オーナーのバンライフに合わせて荷室やキッチン、トイレルームなどさまざまな用途に対応する。
問)メティオ ☎048-791-2111
まとめ
オートキャンパー編集部おすすめのカテゴリー別バンコンモデルはいかがでしたか?自分の理想の使い方に合わせてカテゴリーを選び、そのコンセプトに合ったモデルを探してみましょう。バンコンは価格帯も比較的安めで、普段遣いもしやすく初めてのキャンピングカーとしてもお薦め。その分モデルの数も多く、選ぶのが難しいためぜひ今回の記事を参考にしてくださいね!