ニューキャンパー

キャンピングトレーラーはけん引免許不要のコンパクト系が狙い目。2024年デビューのけん引免許不要タイプ6台

オートキャンパー編集部

GX350 グランドクロス/タコス【最大5人就寝タイプ】

荷物も人もたくさん積めるコンパクトトレーラー

グランドクロス GX350

国産キャンピングトレーラーであるGX350 グランドクロスは、世界的な自動車部品の大手サプライヤーであるALKO社のシャシー(シェルを載せている台車の部分)に、高断熱なパネルでシェル(おうちの部分)を搭載して作られている。特徴は入口とは別に大きなバックドアが設けられていること。下の写真はバックドア側から室内を撮影している。

グランドクロス GX350

これだけボカンと大きな開口部があるので、大きな荷物もガシガシ積み込める。バックドアは大きな1枚板ではなく左右の観音開きなのも使いやすい。荷物スペースを多くとるために手前側のテーブルスペースは折りたたみ式でスリムに、トイレルームやキッチンなどは奥側にまとめたレイアウトもユニーク。

グランドクロス GX350
折りたたんでいたテーブルやシートを戻した状態。車両右側には2段ベッドもついている。トレーラー最前部にもベッドがあり、最大で5人分のベッドを用意している
グランドクロス GX350
観音開きバックドア、折り畳める二の字シート、キッチンとトイレルームを挟んで最前部に常設ベッドというちょっとおもしろいレイアウト。最前部のベッド下も巨大収納。たくさん荷物を積んでみんなでワイワイキャンプやアウトドア遊びをしたい

GX350グランドクロスについて詳しくはこちら

エメロード376/トリガノ【最大5人就寝タイプ】

前後2つのリビングスペースがマルチな使い方を可能にする

エメロード376

エメロードとはインディアナ・RVがフランスの巨大キャンピングカービルダー・トリガノ社に特注しているインディアナ専用のシリーズで、世界でここでしか買えないレアモデルだ。大メーカーの世界クオリティで日本向けに室内レイアウトや装備、シェルの素材などカスタムして製造されていてお得感はこの上ない。そんなエメロード376の特徴は車両の前と後ろの両方にテーブルスペースがあるところ。まずは車両前方のメインリビングから。

エメロード376

明るい光が差し込んでくつろいだ雰囲気。北欧風のナチュラルな色合いで室内もゆったりして見える。続いて後ろのリビング。こちらは1名ずつでパーソナルなイメージ。実は上の棚を下ろすと2段ベッドになる。もちろん前のリビングもベッドになるので、2か所にリビングとベッドがある作りなのだ。

エメロード376
2段ベッドに変形する後部リビング。もし2人旅ならこちらを2段ベッドにして前方リビングはテーブルに固定したまま1日を過ごせる
エメロード376
キッチンとトイレルームを挟んで2つのリビングがあり、人数や生活ペースに合わせてさまざまな使い方を許容する懐深いレイアウト。トイレルームには温水シャワーやトイレも完備されているのでしっかり使えるところも好印象だ

エメロード406/トリガノ【最大5人就寝タイプ】

嬉しい左エントランスで2リビング2ベッド

エメロード406は上で紹介したエメロード376の兄弟車。エメロード376は全長5400mmに対して406は5510mmなのでちょっとだけ大きい。最も大きな違いはエントランスが車両左側についていることで、移動中はトレーラーに乗ることはないとはいえ、荷物の出し入れなど考えるとやはり左エントランスは嬉しい。

エメロード 406 インディアナRV 2024

室内は376同様に2つのリビングがあり、ベッドのうち1つが2段ベッドになるのも376と同様。トイレルームもあり、キッチンやクローゼットも完備。376はキッチンとトイレルームを挟んで両端に2つのリビングがあったが406がそれらがL字に構成されている。間取りの好みで選びたい。

メインリビングは対面式ではなくコの字シートになっている。このサイズのキャンピングトレーラーでコの字リビングは貴重
エメロード 406 インディアナRV 2024
左エントランスと2リビングがL字になるのがポイント。376と406は何人で使うか、それぞれの就寝タイミングが違うかといった条件と、あとは好みで選ぼう

エメロードシリーズについて詳しくはこちら


ここまでけん引免許不要のキャンピングトレーラーを6台紹介してきた。キャンピングカーカタログではさらに80件以上の日本国内で買えるキャンピングトレーラーを紹介しているのでぜひご覧いただきたい。

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