
群馬県渋川市の創業60年を超える仏壇メーカー「大興」。2023年の12月からその木工技術を活かして生産を始めた車中泊用のベッドキットの人気が高まっているという。木工のプロが生み出したベッドキットの詳細とは?
「木工のスキルを仏壇以外でのジャンルでも発揮できないかと思って」

そう語るのは仏壇メーカー「大興」現社長の2人の娘婿である 宮島貴博さんと新井隆公さん。新井さんは事業統括をする専務取締役で、宮島さんはダイハツ・アトレーのオーナーでもある。
「仏壇製造には精密さを求められます。細かい造作も多く、同サイズの棚と比べると必要とするパーツ数は3倍ほどにまで増えます。さらに振動で位牌や仏具が倒れないように組み上げも職人により丁寧に行います。このスキルは異業種にも活かせるのではないかと思って」

こうして仏壇製造を中心とした木工を得意とするメーカーが、その技術を惜しみなく投入して作ったベッドキットのブランドが「REVIVE(リバイブ)」だ。
ブランドの立ち上げにかかわった新井さんも宮島さんも元は自動車関連の仕事に従事していたことがあり、その知見を活かせると踏み切った。
「私はアトレーに乗っているので、車中泊しながらテスト・開発を行いました」と宮島さんは語る。
レイアウトが変えられるハイエース用ベッドキット
リバイブブランド第1弾はハイエース用のベッドキットだった。

ベッドキットはサイドベンチのマットと4枚のベッドマットで構成されており、さまざまに展開できる。たとえばマットをフロアに敷くことでお座敷風に。

1枚を反転させてキャビネットの台座にはめれば、テーブルとしても活用可能。

リアルウッドの風合いが美しいキャビネットには、植物性のオイルを塗装。
「ベッドの台座には硬さのあるパイン材を採用しました。強度はもちろんのこと、季節ごとに伸縮・膨張することで適度に衝撃を吸収してくれるので、走行中のきしみ音が出にくくなっています」
ベッドマットはランバーコアを芯材に、ウレタンとクッションを使用して約50mmの厚さで、寝転がってみると適度な硬さだ。カラーはブラック/ブラウン/キャメルブラウン/ダークブラウン/ナチュラルホワイト/ヴィンテージダーク/ヴィンテージブラウン/ヴィンテージライトの7色展開となる。

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