キャンピングカーで楽しむ

クルマ旅の味方道の駅。バラエティ豊かな併設施設にも注目!

コンビニやコーヒーチェーン、入浴施設まで!

コンビニもお店もまばらな郊外のバイパスを走行中。コーヒーが飲みたい、でも缶コーヒーじゃちょっと……そんなとき。ドライバーの強い味方の道の駅に、コーヒーチェーンやコンビニが併設されているところがあるの、ご存知ですか?

あのスタバがある道の駅がある!

国道4号線のバイパス。新国道4号線や、新国道4号線バイパスなどと呼ばれる東日本の大動脈の1つ。埼玉の越谷から栃木の宇都宮まで、2車線〜3車線で整備されていて、走りやすいバイパスだ。ところが、県境付近、特に茨城から栃木の県境付近のエリアに差し掛かると立体交差が多くなることもあり、ふらっと入れるお店が極端に少なくなる。コンビニすら怪しいエリアも。
そんなとき救世主かのごとくあらわれるのが、「道の駅まくらがの里こが」と「道の駅しもつけ」。「道の駅まくらがの里こが」にはコンビニが併設されていて、道の駅の売店が閉まっている時間でも買い物をすることができ、早朝や夜のドライブには便利だ。
そして「道の駅しもつけ」には、コーヒーチェーンのスターバックスが併設されている。こちらは24時間営業とはいかないが、道の駅の産直より長く、朝7:00から22:00まで営業している。

ついででも、なんかおもしろい「道の駅しもつけ」

この「道の駅しもつけ」、コーヒーを買うついでに探検してみると、遊具があったり、稚鮎料理を買えたり、なかなかおもしろい。極め付きは、地元下野市で作られた肥料まで売っているあたりだろうか。

巨大なオブジェのような滑り台。少し離れたところには、小さなメリーゴーランドもあった
栃木県では広く食べられるアユ。その子供の稚アユの唐揚げや炊き込みご飯なども
冷凍の自動販売機で24時間グルメ販売中。日本各地の名産品の中に、宇都宮餃子やとちぎ和牛など、地元栃木のグルメもしっかり
この道の駅のある下野市は、グリム童話の作者グリム兄弟の出身地と縁があり、グリムの里と呼ばれることも。そこで作られた肥料なので「グリムの里有機」

産直もなかなか個性豊か

併設の産直には、道の駅ではおなじみの地元産の野菜があるのはもちろんだが、その中に購入に個数制限がある野菜が。それは山口さんのフルーツトマト。大好評で土日祝日は1人3袋までとのこと。とはいえ、1袋に10粒ほどは入っているので旅のお土産には1袋でも充分。

イチゴで有名な栃木県らしく、冬から春はイチゴが豊富
こちらが山口さんのフルーツトマト。ジューシーで甘い

そしておもしろいのが、老舗駅弁屋によるフルーツサンドのお店。この道の駅のある下野市から少し北上すると宇都宮市に至る。この宇都宮にある宇都宮駅、日本の駅弁発祥の駅の1つといわれている。そこで長年駅弁を作っている「松廼家」が縁あって地元のフルーツを使って作り、道の駅限定で売っている。今の季節はイチゴや洋梨のコンポートがお薦めとのこと。

ズラリとならぶフルーツサンド。ほどよい甘さでいくらでも食べられそう
カウンターの上にはしっかり「駅弁松廼家」のプレートが

このようなコンビニやコーヒーチェーンが併設だったり隣接する道の駅は各地にあるよう。ほかにも、入浴施設や車中泊ができるRVパークが併設されているところもある。
長いドライブの最中では、休憩も必要。そして道の駅が営業している昼間とは限らない。そんなときにこんな便利な道の駅もあることを覚えておいていただければ……。そして入浴施設やRVパークなども活用してクルマ旅をもっと楽しくスムーズに!