欧州製のキャンピングトレーラーの「トリガノ」の日本専用モデル「エメロード406」シリーズの販売をはじめとして、各種キャンピングトレーラーを取り扱うインディアナ・RVでは、いち早くポータブル電源を主電源としたグレードを用意している。今回、3グレードに増えたそのディテールをご紹介。
日本でのキャンピングトレーラーの使い方を考えた上で…
鉛でもリチウムでもない、ポータブル電源の安全性!
ポータブル電源の搭載は、単なる思いつきではなく、安全面や使いやすさを熟慮のうえでの採用は言うまでもない。例えば、キャンピングトレーラーに今流行のリチウムイオンバッテリーを搭載するとなると新たに電装システムを組み直す必要があるし、万が一の際の安全対策も必要である。その点、ポータブル電源は単体でそれらが全てまかなえるだけでなく、キャンピングトレーラーを使わない際は車外で使用することも可能……。災害時にも有効である。このように、インディアナ・RVは、キャンピングトレーラーの日本での使い方を真摯に考え、実に合理的な考えでポータブル電源採用グレードを設定しているのである。
グレードが追加されたのは、エメロード406、エメロード376、アルバ350
ポータブル電源搭載グレードは容量別で3グレードを用意。「VIP1.2」グレードはEFDELTAを採用し、電池容量1260Wh・インバーター出力1600Wを搭載。「VIP1.6」グレードにはDELTA MAX1600を採用(1612Wh・2000w)そして、「VIP2.0」はDELTA MAX2000を搭載し、2016Wh・2000wというスペックを誇る。
Wi-Fiで車外からでも電源オンオフ!
照明を含めた12V 機器やオプションのテレビをはじめとして、AC電源で稼働する温水器が使用できるほか、オプションで用意されるウインドウクーラーなどの省電力エアコンの稼働も可能だ。専用の展開式ソーラーパネル装備もポイント。これもルーフに固定するより、太陽の方角に合わせてその都度充電したほうが効率がいい、というテスト結果によるものだ。もちろん家庭用100v電源や走行充電からも充電が可能なほか、Wi-Fi接続によって、キャンピングトレーラーの主電源のオンオフ!も行えるということだ。
排熱対策を施した上で、キャンピングトレーラーの家具内にポータブル電源をマウント