ニューキャンパー

Kia PV5にもポップアップ!これがホワイトハウスキャンパーの手掛ける「電動キャンピングカー」

湯目由明
岡拓

東京キャンピングカーショーでお披露目されたホワイトハウスキャンパーの手掛けたKia PV5をベースにしたコンセプトモデル。ホワイトハウスキャンパーらしく美しく実用的なポップアップを備えたモデルに。このコンセプトモデルへの反響も踏まえ今後本格的なBEV(100%電気自動車)キャンピングカーの開発を進めていくそうだ。

ポップアップで空間を拡張

ホワイトハウスは、得意とするポップアップルーフを架装し、車室空間の拡大と就寝スペースの確保という課題を解決した。ポップアップルーフの設計開発車種数、製造台数、販売台数において日本一。ベース車のルーフをカットし独自のポップアップルーフを架装する作業は高い技術力と精度、ノウハウが求められるため他社の追従を許さない

これまで軽自動車からミニバン、SUV、1ボックス車まで幅広く設定し、乗用車やバンコンの弱点である空間の狭さを解消してきた。Kiaはヒョンデグループの一員。ホワイトハウスはヒョンデの商用EV、ST1を日本初公開したり正規ディーラーを運営したりと太いコネクションを生かし、開発に時間のかかるPV5へのルーフ架装を韓国の協力メーカーのサポートを得てスムーズに進めてきた。

完成度の高さは老舗ならでは。パッセンジャーとカーゴともに垂直に持ち上がる電動エレベーティングルーフを架装。車内高が均一になるのが利点でルーフの昇降は電動式。モーターやアクチュエーターを作動させる電気は駆動用バッテリーから給電するが、万が一のトラブルなど電動で昇降できない場合は、手動に切り替えられる

テント内のロフトベッドのサイズは長さ2000×幅1200mm。ベッド〜天井は900mm。メッシュスクリーンが左右に備わり採光や通気性を高める。マットにセンサーが内蔵され、展開中は安全のために昇降できない
日本におけるポップアップルーフの先駆者でありフロントランナーであり続けるホワイトハウス。ルーフを閉じた状態の車両との一体感、立体駐車場への対応、昇降のスムーズさなど、全方位で完成度を高めた
キャビンと荷室の隔壁を取り払い、床貼り、断熱フルトリム、エレベーティングルーフを施してキャンピングカーらしい装いに。サイドベンチの展開で簡単にベッドを作れる

乗用モデルのパッセンジャーは室内のカスタマイズに着手する予定だ。カーゴは仕切りを除き本格架装を実施。床貼りを施しフック装着レールを埋め込んだ。壁面はキャビネットで覆い左右のベンチとマットで全面フラットなベッドにアレンジ可能。ルーフ内は大人2人分のベッド。立ち着替えや吹き抜け的に使えて使い勝手と居住性が格段に高まる。

カーゴと同じ電動昇降式ポップアップルーフを架装。ルーフの架装費は車両代を除き約380〜450万円
パッセンジャー版では、6:4分割リヤシートなど基の車の使い勝手を損なわずに、より車中泊に適した架装を施す予定

本格的なキャンパー仕様ヒョンデのBEVも登場か!?

ベース車として使い勝手がよさそうな、ラダーフレームむき出しのシャシーキャブと、パワースライドドア付きのカーゴベースのキャンパーを展示。76kWhの大容量バッテリーを床下に搭載し、航続距離は約300km。軽油式のFFヒーター、軽油ボイラーによる床暖房が備わり寒さ対策は万全!

ベース車両:ST-1
全長×全幅×全高:5626×2015×2230mm
乗車定員:2人 就寝人数:2人

ホワイトハウス Kia PV5カーゴ コンセプト

乗車定員:2人
就寝人数:4人
ベース車両:PV 5 カーゴ
全長×全幅×全高:4695×1895×1900mm

オートキャンパー2026年9月号

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