フィアットプロフェッショナル日本正規代理店「トイファクトリー」の新プロジェクト始動!
欧州シェアNo.1「アグチ社」とは?
1993年創業のアグチ社は、シートとシートベルトが一体型のキャンピングカー向けシートの開発に端を発するドイツのメーカーだ。新進気鋭の創業者がデザインする人間工学に基づいたこのシートは、瞬く間に欧州のキャンピングカーメーカーに広がった。今や欧州RV市場No.1!! ハイマーや、クナウスグループなども、アグチ社製シートを採用。昨今ではさまざまな特殊車両(救急車から、作業用重機向け)にも、シートを提供しているほか、トヨタやレクサスにも採用実績があるほどだ。このシートメーカーが、いよいよ日本に上陸する!
トイファクトリーでは、フィアットプロフェッショナルデュカト(以降デュカト)の日本導入を察知して、約3年前の2019年よりこのアグチ社へアプローチを開始。とはいえ、欧州RV市場No.1のシェアを誇る同社が、日本のキャンピングカーメーカーといきなり契約を結べるはずもない。そこでトイファクトリーは、20年来の付き合いがあるシートベルトや移動式シートのパーツサプライヤーであるシュニーレ社を通じて(シュニーレ社とアグチ社はパートナー企業)、3社懇談を実施。
日本のバンコンNo.1シェアであること、会社の成長性などについてシュニーレ社から口添えしてもらうことにより、日本でのアグチ製品の総代理店としての販権を獲得。デュカトの日本進出のタイミングを待つこととなったわけだ。月日は流れて2022年8月末。デュカトの日本市場導入を翌月に控え、トイファクトリー 藤井昭文代表は、アグチ社とデュカトのシートプロジェクトのスタートを切るべく、ドイツのキャラバンサロン会場で交渉を再開。そこから1カ月も経たないうちに、再び日本から開発部と品質保証部のトップ、デザインコラボレーションをするフランクさん(元ハイマーのデザイナーだ!)と共に、ドイツのアグチ社へ向かい、仕様が煮詰められた。
で、どんなシートができたの⁉︎
トイファクトリーが日本で販売を開始するアグチ社製シートの中で、注目はMilanシリーズだ。一番の特徴は体格の個人差やあらゆる場面を想定した柔軟性。シートの高さ、傾き、方向はもとより、アームレスト、ヘッドレスト、腰部のサポート、シートヒーターに至るまで直感的でスムーズな調節ができる。これらを包む革製の滑らかなカバーにはAgutiのロゴであるアグーチ(げっ歯類の小動物)のシルエットが刺繍されていて「軒並み外れた」耐久力と品質の証として欧州のRV業界で広く認知されている。
安全面も抜かりなし!
トイファクトリー のデュカトベースのキャンピングカー、果たしてどんなモデルになるのだろうか⁉︎ 2022年12月23日現在その仕様は明らかにされていないが、ジャパンキャンピングカーショー2023では、その全貌が明らかになるはずだ。