4日間に渡るアジア最大級のキャンピングカーショー「ジャパンキャンピングカーショー2023」が開催され、2023年のキャンピングカーシーズンもはじまった?!といった感じの2月下旬。イベントに行った人も、いけなかった人ももうすこしその余韻に浸ってもらうべく、このショーで編集部が気になったモノコトをここでちょっとだけ振り返ってみたい。2月最後の土日（25−26日）には、名古屋キャンピングカーフェア2023SPRINGも開催されますし！
目次
やっぱりデュカトは面白そう！
注目は何と言ってもフィアットプロフェッショナルデュカトだった。日本正規販売代理店5社のほかにも各メーカーが販売する現地仕様や兄弟車などなど、仕向地や仕様に様々なモデルが存在するようで、日本仕様と欧州仕様でも違いが散見された。まあ、右か左かのハンドル位置は置いておいて……
よりよいキャンピングカー を作っていくために。JRVAの取り組み
日本RV協会のブースでは、安全なキャンピングカーを作るべく、ユーザーだけでなく、製作者に向けた展示を行っていた。キャンピングカーの車両重量を測定し、許容重量だけでなく前後左右のバランスを重量計を用いてその重要性を説いていた。重量計は、日本RV協会員に向けて貸し出しも行っているのだそうだ。”日本にキャンピングカーというカルチャーを”根付かせるべく、縁の下の力持ち的に活動を続けていることをいまさらながらに知る。
ダイレクトカーズ のスープは、サーフィンユーザーに向けた本格派！
ダイレクトカーズの新型ラッシュのなかで、なかなか玄人好みのモデルを発見。スープは、サーフィンが趣味（プロ？）のデザイナーが、その肌で感じたあるといいなを形にした車中泊モデル。ふたりでサーフスポットに行き、ボードを楽に積載できる様な工夫が施されている。車名はサーフィン用語のスープ（白い波）などに由来する。ポータブル電源の使用や、防錆仕様のワンタッチ式シャワーカプラーなどのディテールも抜かりなし！
ユニフォームまでメイドインUSA! エアストリーム
フライングクラウド「23CBバンク」などを展示したエアストリームジャパン。エアストリーム社は、アルミ製のボディを使用し続けるキャンピングトレーラーメーカーだが、内装は、日々進化している。ホワイトを基調としたクリーンな室内は、最新型の特徴である。会場ではスタッフのウェアリングもおしゃれ！ アメリカ製のネルシャツをユニフォームとして採用するのがカッコいいのだ！ ユーザーに向けて製品化を勝手に望みます！
キャンピングカーにこそ寒冷地仕様を！ ドリーム・エーティー
ドリームエーティーは、北海道帯広市から、使いやすいキャンピングカーを作り続けるメーカー。実直なウォークシリーズは、コスパだけでなく使い勝手にも優れ、耐久性も高いと評判のキャンピングカー。なお、ドリームエーティーのキャンピングカーのベース車両は、「問答無料⁈で寒冷地仕様を採用！」使う場所やシチュエーションに合わせての選択だ。塗膜も厚いほか、発電機は強力なものを搭載しているなどの特徴がある。キャンピングカー にこそ寒冷地仕様を、というユーザーフレンドリー第一主義を貫いているわけだ。
VANTECHから、コルドSシリーズにガソリン仕様が登場
現行の本格キャンピングカー、トヨタのカムロード（ディーゼルエンジン仕様）をベース車両にしたモデルは総重量が3500kg以上となり、これまた現行の免許制度だと準中型免許以上が必要になる。その点が新規ユーザーにとってハードルとなることは想像に難くない。今回、VANTECHがラインナップに加えたコルドSシリーズのガソリンエンジン仕様は、この点普通免許で運転可能。価格は698万円〜と、エントリーユースとしても魅力的に写る。
ミシュラン から、クロスクライメート キャンピング登場！
キャンピングカー向けにCP規格を取得した専用タイヤがモデルチェンジ。オールシーズンタイヤとして、さらなる進化を遂げたこのタイヤ。トレッドにも遊び心がたくさん。実力も折り紙付きだ。もうまもなく、デュカト用のサイズも発売予定だ。
以上を踏まえつつ、今週末の名古屋キャンピングカーフェア2023SPRINGに行かれる方は楽しんでみてくださいねー！