高級車を扱うLEXUSとアウトドアブランドのスノーピーク。一見、交わることのなさそうな二社がともにブースを出した理由とは？

LEXUS OVERTRAIL PROJECT

「人と自然とモビリティの共生」をテーマとしたLEXUS OVERTRAIL PROJECT。自然を楽しみながら、カーボンニュートラルを目指そうという取り組みだ。アウトドアライフスタイルに寄り添いたいというLEXUSの考えが今回のスノーピークとのコラボブースを実現した。

LEXUSが考えるラグジュアリー

LEXUSのようなラグジュアリーなものはどうしても即物的で豪華なものとして捉えられがちだが、LEXUSは「ラグジュアリー＝心が満ちる豊かな体験」を目指している。洗練された都市型セダンのLSやクーペのLC、ラダーフレーム構造の少し土の匂いがするようなGXなど、多様な車種を取り扱っているLEXUSだが、都市型セダンであろうが本気のSUVであろうがキャラクターが違っても心が満ちる豊かな体験をさせてくれる乗り物というコンセプトで、ラグジュアリーを表現している。つまり、高級な内外装だけでなく、LEXUSだから体験できることまでを含めてラグジュアリーということ。今回のブースで言えば、ヒッチ付きのGXでスノーピークの「フィールドトレーラー」を引いてアウトドアを楽しむ、リフトアップされたNX OVERTRAILにミニマムでありながら使い勝手の良さにこだわった２ルームシェルター「ゼイズ Pro.」を積んでキャンプへ行くといった体験こそがラグジュアリーなのだ。

ライフスタイルブランドとしてのLEXUSらしい展示

ブースには、トーイングヒッチ付きのGXに繋がれたスノーピークの「フィールドトレーラー」がルーフトップテントを展開した状態で展示されていた。欧米では一般的なキャンプのスタイルだが、日本ではまだあまり広まっていない。ライフスタイルブランドのLEXUSとして新しい生活（キャンプ・アウトドア）のあり方として提唱したいとの思いからこのような展示にしたのだそう。NXのすぐ横にも「ゼイズ Pro.」が設営されており、NXの広いラゲッジに荷物をたくさん乗せてキャンプに行く、といったイメージができる。

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