神奈川に拠点を構えるロッキー2。キャンピングカービルダーとひと口に行ってしまえばそれまでだが、このロッキー2の持つ高い技術力、そして細部までこだわるその仕事ぶりを求めて全国から訪ねてくる人が絶えないビルダーなのだ。
見えないところまでこだわるのがロッキー2流
ロッキー2の人気モデル「ステップワゴンMV」。ホンダのステップワゴンをベースにしたモデルだ。セカンドシート以降をフラットなベッドスペースにでき、リヤゲート付近に棚、テーブルが配置されたシンプルなレイアウト。しかしそのシンプルさは、収納扉の開閉、家具の収まり、ちょっとした空間の使い方まで計算しこだわり抜かれたもの。

例えばリヤの床下。ここには電装系のバッテリーやケーブルが収まっているのだが、驚くほど美しい。普段キャンピングカーとして使っている分にはほとんど開けないし、見えない部分にもかかわらずだ。そしてその床下へのアクセスもワンアクションで開けやすく改良が重ねられている。重ねていうが、ほとんど開けない場所なのに。


例えばフロントシートとの隙間。このステップワゴンMVでは、セカンドシート以降の空間を主に使っているのだが、ロッキー2はセカンドシートとフロントシートの間にある微妙な空間も見逃さない。セカンドシートを前にずらせば20cmの空間ができることに着目し、そこにピッタリはまるマットを制作。ミニバンの限られた空間でこの20cmは大きな空間だ。そしてこの「発見」により、車内のキャンピングカーとして使用する際の机やマットの置き方にバリエーションが生まれた。
例えばクーラー。元々使用していたものはミニバンに付けるとオーバースペック。であればもっと消費電力を抑えて、電気を有効に使えるのではないか。そこでミニバンに「ちょうどいい」スペックのクーラーに変更する。1度モデルとしてカタチになったものでも躊躇なく改良を加える。一見昨日の「ステップワゴンMV」も今日の「ステップワゴンMV」も同じように見えるのに、確実に進化を遂げている。これがロッキー2のモデルのすごさ。

それを可能にするのが、高い技術力とこれまでたくさんのモデルを作ってきた経験値。そして代表の村山さんのこだわり。「一度出来上がったモデルでも、僕気に入らないとダメ出ししちゃう」というが、それが高い完成度と進化につながっている。
オーナー1人1人に寄り添える技術力と経験値

そしてロッキー2に人が絶えない理由はもう1つ。それはそのスキルと経験値を惜しみなくオーナーに還元してくれるから。
通常の「ステップワゴンMV」は大人2人分の就寝スペースしかないが、ファミリーで使いたいというリクエストももちろんある。「それは無理」というのではなく、しっかり子供用の2段ベッドを提案し、制作してくれる。車内のインテリアもそう。現在の「ステップワゴンMV」で展示車などで使う内装のカラーリングはとても人気が高いそうだが、やっぱり自分好みのキャンピングカーで出かけたいという希望もある。そんな希望もちゃんと叶えてくれる。
また持ち込みでの架装(キャンピングカー化)をしてくれるのも特徴。自身のステップワゴンをロッキー2でキャンピングカー化できるのだ。
ここでも「(キャンピングカーは)安くない買い物。できるだけそれぞれのオーナーに寄り添いたい。それができる技術も経験もあるから」と村山さんは笑う。キャンピングカーは買って終わりじゃない、だからこそキャンピングカーライフに寄り添ってくれる、ロッキー2のようなキャンピングカービルダーといっしょにカーライフを楽しみたいと心から思った。
そんなロッキー2も現在開催中の東京オートサロンに出展中。ブースでは村山さんにも会える。もちろんステップワゴンMVもいっしょだ。その「一見普通に見えるすごさ」ぜひ実物を見てほしい。
