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未来の”ハイエース”ポジションはKia PV5なのか?「BEVキャンパー元年」を目撃せよ!

オートキャンパー編集部五月女めい

7月11日より開幕した東京キャンピングカーショー。その会場には、Kia PV5をベースにした「キャンピングカー」が登場した。2026年は「BEV(100%電気自動車)キャンパー元年」になるのか。その新しい波、そして新しい時代の幕開けの予感はひしひしと迫ってきている。

BEVキャンパー元年は2026年か

今回の東京キャンピングカーショー、各社から多数のニューモデルもニュースだが、やはり注目はジャパンキャンピングカーショーでの初登場に続き、いよいよ各社からキャンピングカーとして架装されたモデルが登場したKia PV5ベースのモデル。どのモデルにも共通して印象的だったのが、その低床さ。PV5ベースのモデルの乗り込みのしやすさや、荷物の積み込みのしやすさには驚いた。

また、日本に本格上陸してある程度の時間も経ったということで、ベース車のリアルな使用感についても話を聞くことができた。東京キャンピングカーショーに向けて、実際に名古屋から東京までPV5を自走させたというホワイトハウスの橘店長は、「乗用車に近いドライブ感覚。実際の航続距離も、名古屋から東京まで追加充電することなく到着でき、まだ余裕がある。」とその実力を評価していた。

会場には4社、6台のPV5が登場

会場では、ダイレクトカーズ、トイファクトリー、ホワイトハウスキャンパー、LACモービルの4社がKia PV5ベースのモデルを出展。コンセプトモデルとしての出展も含むが、各社キャンピングカー仕様となっての登場。ここからは各社のモデルを紹介していく。今回はKia PV5の中でもパッセンジャーとカーゴということで以下それぞれパッセンジャー、カーゴと表記していく。

ダイレクトカーズ(パッセンジャー1台・カーゴ1台)

ダイレクトカーズは「DC EV LIFE」と名付けたパッセンジャーをベースとしたモデル。セカンドシートを倒しベッドマットを展開するスタイルで、車両後部にはIHコンロなどを収納する家具が備え付けられていた。また、ブースにはカーゴも登場。来年のジャパンキャンピングカーショーでのカーゴをベースとしたニューモデルの登場も発表された。

トイファクトリー(パッセンジャー1台)

トイファクトリーは、パッセンジャー専用のベッドキットを発表。パッセンジャーを手軽にトイファクトリーらしい温もりを感じる車中泊仕様モデルにできる。車両に元々装備されているサービスホールなどを利用して設置するので、大掛かりな工事が必要ないのも魅力。

ホワイトハウス(パッセンジャー1台・カーゴ1台)

ホワイトハウスからはカーゴ、パッセンジャー2つのコンセプトモデルが登場。いずれも垂直にポップアップする電動駆動のルーフを装備。カーゴについてはさらに趣味を楽しむ人をイメージした架装も施され、いよいよBEVキャンピングカーが現実のものとなる予感を感じさせた。さらに、ヒョンデのEVトラック「ST1」をベースにしたコンセプトモデルも展示。「EVキャブコン」という未来を見ることができた。

LACモービル(パッセンジャー1台)

各社に先駆けてジャパンキャンピングカーショーで披露した「RV CAMPER P」を展示。パッセンジャーをベースにした車中泊モデルだ。またこの「RV CAMPER P」は、会場で唯一のブラックのボディカラーのPV5となった。

※ジャパンキャンピングカーショー2026時の写真

「サブバッテリー」レスという挑戦

KiaPV5は100%電気自動車(BEV)。しかしその航続距離は300キロ以上とされている。つまり超大容量のバッテリーを搭載しているのだ。そのPV5に装備されているバッテリーに貯めた電気を、走行だけでなく、停車中の車内でも活用しようという動きが各社のモデルで表現されていた。BEVをベースにするからこそできる挑戦だが、サブバッテリーの設置に割くスペースが必要ないなどのメリットも。しかし、走行にも使用する電気を、停車中の生活でも使うとなると、バッテリーの持ちや、実際どのくらい「使える」のかという部分が気になるところだ。

このフロア下に大容量のバッテリーを搭載している

まだまだニューモデルが登場する

ジャパンキャンピングカーショーでのKiaPV5のお披露目、そして東京キャンピングカーショーで複数の架装モデルの登場と、いよいよBEVキャンピングカーの波を感じずにはおれないところだが、これで終わりではない。すでにダイレクトカーズは来年のジャパンキャンピングカーショーで、PV5カーゴをベースとしたニューモデルの発表を予告。そのほかのメーカーでも開発を予定しているという話を聞くことができた。


まさにいま産声をあげた「BEVキャンピングカー」。実際の使い勝手などまだまだ気になることは多いが、これからの選択肢の1つとなるべく、急成長している。電気を必要とするキャンピングカーの旅スタイルとBEVがどのようにリンク、掛け算されていくのか、どんなモデルが登場するのか、まさにその可能性は無限。今後もオートキャンパーでは、BEVキャンピングカーの動きを追いかけていく。

オートキャンパー2026年8月号

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