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【キャンピングカーで遊びも!防災も!━━VANTECH編】気軽に「ちょいCam」/安定電源「アストラーレCC1ビーナス」/洗えるフロア「コルドリーブス」

湯目由明
岡拓

ベッド、電気、給排水が備わり、プライバシーが保たれる「タイヤのついた家」であるキャンピングカー&トレーラー。平時はレジャーを快適に楽しむモビリティとして、災害時には移動可能なシェルターや簡易宿泊所などに幅広く活用されている。
老舗の大手ビルダー「VANTECH」に、「災害対策」としてのキャンピングカー&トレーラーの有用性や可能性について、取り組みや考え方を聞いてみた。

被災地でも抜群の機動力を発揮!低コストで始める「気軽に防災」

断熱性に優れ車室空間を仕様に応じてオーダーメイドできるキャブコンの利点を生かした「走る薬局」が、バンテックの手掛けるモバイルファーマシー(MP)。
誕生のきっかけは2011年の東日本大震災。被災地の薬局が津波で流され、緊急医療チームが撤収した後に薬の供給が止まってしまうという問題が生じた。その解決のために宮城県薬剤師会がキャンピングカーを利用した移動薬局を考案。
考案者はコルドバンクスのオーナーで、キャブコンの有用性を体感していたことから、キャンピングシェルの利活用を思いつきバンテックに相談した。
移動中に引き出しが開かない構造で、停電時でもオルタネーターやソーラーパネルにより自立的に発電でき、充電設備として活用できる。エアコンや給水タンクといった、キャンピングカーの機能も盛り込まれ、ライフラインが途絶えても運用できるMPは、バンテックとの共同開発で2012年に初号機が宮城県薬剤師会に納入された。

災害対策に適したキャンピングカーは?

“災害対策に適したキャンピングカーとその理由”を広報部の露木伸也さんに聞いてみた。当然キャブコンという答えが返ってくるかと思いきや、軽キャンパーの「ちょいCam」が推されたのは意外だった。
「能登半島地震では倒壊した家屋が多く、1階が潰れて軒が道路に飛び出して道幅がとても狭くなっていたり、電線が垂れ下がっていたりと、通行できる車両の高さやサイズが制限される場面が多々ありました」と、JRVAの災害支援で赴いた際の状況を振り返る。
避難所の雑魚寝はプライバシーがなく不安で苦痛だし、乗用車の車中泊だとエコノミー症候群が怖い。「脚を伸ばして過ごせる寝床と居場所が確保でき、サイズを気にせずに移動できるという意味では軽自動車がベスト。ミニマムな『走る防災グッズ』という感覚です」と実体験を踏まえて語る。
写真は左右キャビネットや天井収納を備えた上級モデルの「豊(ゆたか)」。サブバッテリーシステムやソーラー充電、窓はめ換気扇などのオプションを必要に応じて追加でき、日常使いしながらも、気軽に災害に備えられるよう設定されている。

バンテック広報部 露木伸也さん

VANTECH ちょいCam豊ダイハツVer.

●価格:251万3500円~  
●乗車定員:4人 
●就寝人数:2人
●ベース車両:アトレー/ハイゼットカーゴ 
●全長×全幅×全高:3395×1475×1890mm
●標準装備:ベッドキット、大容量収納、折り畳みテーブルほか

豊は「寝るだけならこれで十分」と露木さんが推す軽キャンパー「ちょいCam」シリーズのフラッグシップ。ベッドサイズは長さ1800×幅1200mm(実測)で、厚みのあるマット、上げ底にして段差をなくしたことにより大人2人が快適に寝られる。前席側のリクライニングは無段階で調整できる 
リヤクォーターガラスの目隠しを兼ねた収納棚が左右に備わる。電源パネルはオプションのサブバッテリー電源システムとセット 
4つに区切られたベッド下収納。走行充電、外部100V充電、インバーターで構成されるサブバッテリー電源システムは、インバーター容量(600W、1500W、2000W)、バッテリーの種類(リチウムイオン100Ah、横置き型サブバッテリー100Ah)が選べる

広報担当の露木さんがセレクト!「ラインナップのなかから防災に適したモデル」

「アストラーレCC1ビーナス」

「機動力に優れ、駐車場の枠内にピッタリ収まる2×5mサイズのロープロファイル。クルマが隣にキツキツに止まっている駐車場でも、エントランスドアがスライド式なのでスムーズに乗り降りできます。路面が地割れしていたり、段差があったり、うねっていたりと荒れた状態でも、エアサスが入っているので乗り心地や操安性の悪化を防げます。大容量の75ℓ冷蔵庫とパーキングクーラーは高効率のDC12V仕様。300Aリチウムイオンバッテリーにソーラーを組み合わせて電気を安定的に供給します」

●価格:1413万9000円~  
●乗車定員:6人 
●就寝人数:3+1人
●ベース車両:キャラバン グランドプレミアムGX
●全長×全幅×全高:4960 × 2070 × 2740mm
●標準装備:FFヒーター、75ℓ冷蔵庫、電子レンジ、DC12Vクーラー、300Ahリチウムイオンサブバッテリー、2000Wインバーターほか

「コルドリーブス」

「リヤエントランスは動線に優れていて、車内の仕切りがありません。窓が大きくて開放感にあふれる間取りなので大家族にお薦めです。カウンターキッチンからリビング全体を見渡せるので、ペットや子供の様子を見ながら安心して調理できます。被災地の地面は土ぼこりやぬかるみでドロドロになります。土足のまま上がっても水で汚れを洗い流せるFRPフロアを採用しているのは見逃せないポイントです」

●価格:914万円~  
●乗車定員:7人(4WDは6人)
●就寝人数:5人
●ベース車両:カムロード
●全長×全幅×全高:4990 × 1980 × 2960mm
●標準装備:FFヒーター/エアコン/2口コンロ/給排水タンクほか

◯問い合わせ
VANTECH
☎050-5574-3878

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