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レクビィ新社長に聞く。「だから買いたくなる」レクビィのクルマ作りの哲学

レクビィ新社長へインタビュー(前編)
オートキャンパー編集部五月女めい

今年登場した「レクビィ プラス リビン」を始め、多くの人気モデルをラインナップするレクビィ。その社長に10月1日より新たに就任したのが箕浦英二(みのうらえいじ)氏。実際にレクビィのモデルの製造に携わっていた経験を持ち、レクビィのオリジナル設計のギミックはもちろん自宅のデザインも行ったというアイデアマン。その箕浦新社長にレクビィのモデルの人気の秘密を聞いた。

「ユーザー目線」から生まれる画期的なギミックと設計

レクビィのクルマはなぜ様々な層から支持を受けるのか。実際「ソラン」はペットとの旅をするユーザー、そして女性ユーザーから、「ホビクル」はアウトドアをアクティブに楽しむユーザーやファミリーから強い支持を受ける。レクビィのモデルの支持層はかなり幅広いのだ。

その秘密はレクビィの車体に散りばめられた魅力的なギミックとレイアウト。そのアイデアの源泉は、常に「自分が実際に使うなら何が便利か」という、クルマの向こう側にいるユーザー目線から生まれる。

レクビィの「オリジナル」秘密

レクビィ新社長箕浦氏

箕浦社長が話してくれたのが、「トップセイル」に採用されたスライダーベッド機構や、ワンタッチで展開できる2段ベッドのエピソード。バンコンでは特にクルマ旅において「ベッド展開」というものがつき物。しかし、メンテナンスなどで工場で見るユーザーのクルマは、「常にベッド展開中」というクルマも。そこから多くのユーザーが直面する「ベッド展開の手間」に着目し、日常使いと就寝モードを瞬時に切り替えられる利便性を追求。長年の現場で培った知見が、直感的な操作性と機能美へと昇華され、レクビィのモデルの使いやすさの大きなカギとなっている。

トップセイルのベッド

さらにその後発売されたペット対応モデル「ソラン」の設計にも、その「使用場面をリアルに想定する」思想は色濃く反映された。傷に強い特殊シート生地や内装材の採用にとどまらず、ペットの食事用防水プレートや、ゴミを車内に持ち込まず保管できる外部収納庫を標準装備。愛犬とともに旅するユーザーの実際の行動パターンを徹底的に描き出すことで、痒い所に手が届くトータルデザインを実現したのだ。

レクビィ「ソラン」
「ソラン」の室内

作り手のイメージ先行ではなく、常にユーザーの旅のカタチに寄り添う設計思想。これこそが、長年キャンピングカーファンを魅了し続ける最大の理由なのだ。

「故障させない」品質へのこだわりと総合力

さらに箕浦新社長に聞いたレクビィがクルマ作りで大切にしている思い、それは「故障させない」という品質。すべてが手作業で組み上げられるキャンピングカーだからこそ、旅先でのトラブルはユーザーにとって致命的な負担になる。そのリスクを最小限に抑え込むため、同社では徹底した品質管理体制を敷く。

レクビィの工場では「プロ」がクルマを仕上げていく

下地工程から組み立て、最終的な仕上げ、そして出荷直前の洗車時に至るまで、部署間を跨いだ多段階のチェック体制を確立。職人やスタッフ、たくさんの「目」による確認を経て、その信頼性と品質を担保する。

また、同社のモデルの強みは個々のパーツのクオリティだけに留まらない。制振吸音材や遮熱・断熱材を重ね合わせた多層構造の断熱処理、独自開発のオリジナルバッテリー、家庭用エアコンの導入など、全てにこだわる。

イベント会場でも展示で紹介されているレクビィのこだわり

単に一つのパーツや機能に頼るのではなく、断熱・静音・電装・家具施工のすべてが高い次元で噛み合うことで、初めて「エアコンの長時間安定稼働」といった実用性が実現。この各要素の融合こそが、レクビィのモデルの真の価値、「総合力」なのだ。

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