キャンピングカーと楽しむ

キャンプの設営・撤収が劇的に効率化! 災害時の避難シェルターとしても機能するキャンピングカーの真価

ライター岩田一成の3台目でもまだ楽しい!『後悔しない』キャンピングカー選びキャンピングカーの魅力とは?【第5回】
岩田一成

テントを張らずにキャンプを楽しむことができるし、車内で生活を完結できるのでキャンプ道具も最低限で済む。キャンピングカーならどんな状況でも快適そのもの。キャンプの楽しさと快適さが倍増する。また、いざという時には、家族を守る【動く避難シェルター】としても真価を発揮。今回もキャンピングカーがもたらす新しいライフスタイルの可能性を、キャンピングカーを3台乗り継いできたライター・岩田一成が、その利便性と可能性をしっかり解説。キャンピングカーが欲しい人はぜひ読んでほしい!

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初心者からベテランまで手軽にキャンプを楽しめる ①面倒な設営・撤収が不要

通常のキャンプは、テントの設営・撤収に手間と時間がかかるのがデメリット。大型テントなど膨大な量のキャンプ道具を使用するファミリーキャンプでは、設営だけで2時間近くかかってしまうこともあり、ようやく設営が完了した時にはすでにヘトヘトなんてことも……。翌朝の撤収も設営以上に大変な作業で、雨にでも降られようものならまさに苦行だ。せっかくの休日に癒しを求めてキャンプ場を訪れても、これではキャンプ自体が疲れとストレスの原因にもなりかねない。

遊びの時間を増やせる

キャンピングカーがあれば、そんな心配は無用だ。車内にベッドやキッチン、ダイネットなどの生活設備がそろっているので、面倒なテントの設営が必要ない。サイドオーニングを装備していれば、サイトにクルマを止めてオーニングを展開し、イスとテーブルを出せばアッという間に設営完了! ワンタッチタープやヘキサタープを使用しても設営にかかる時間は10~15分程度なので、そのぶん時間をゆったりと使ってキャンプの醍醐味を味わえる。さらに言えば、キャンプ道具を出さずにキャンピングカーの車内で食事や就寝をするだけでも、自然の中での生活を十分に満喫できるのだ。

「キャンプの設営・撤収が手早くできて、節約した時間を遊びに回せる」。それが、キャンピングカーの大きなメリットだ。最低限のキャンプ道具があれば初心者でも気軽に楽しむことができ、キャンプ場を転々としながら旅をするスタイルも快適にこなせる。「キャンプの設営・撤収が面倒」「もっと手軽にキャンプを楽しみたい」「時間を有意義に使って目いっぱい遊びたい」。そんな人にとって、キャンピングカーは最強のツールだ。

乳幼児連れでも安心して楽しめる

就寝空間を布1枚で囲われたテントと違い、キャンピングカーの生活空間は強固な鉄板やFRPで覆われている。雨や風に強く防音性も高いので、小さな子供を同行しても安心してキャンプを楽しめる。かくいう筆者も、初めてのキャンピングカーが納車された1週間後に、当時0歳だった長男と5歳だった長女を連れて3週間の北海道キャンプ旅を楽しんだ。乳幼児連れでも安心してキャンプができたのは、強固なボディで生活空間を囲われ、万が一の際にすぐ移動できるキャンピングカーの安心感があればこそ!

キャンピングカーが自宅の離れになる

「キャンプの設営・撤収が手早くできて、節約した時間を遊びに回せる」。それが、キャンピングカーの大きなメリットキャンピングカーを自宅の敷地に駐車するのは、部屋を増築するのと同じこと。車内で快適に生活でき、自宅のWi-Fiを接続してノートPCや動画配信サービスも使用できる。キャンピングカーを書斎代わりにすれば、読書や音楽、趣味の作業などの“自分時間”を誰にも邪魔されずに楽しめ、プロジェクターやスピーカーで車内をシアタールームにすれば、映画や好きなアーティストのMVやライブ映像などをじっくり鑑賞できる。

筆者のキャンピングカー仲間には、「実家の両親が訪れた際に、自宅に止めたキャブコンに泊まってもらった」という人もいた。完全なプライベート空間なのでお互い気をつかうことがなく、自宅のACコンセントから引いた外部電源でエアコンも冷蔵庫もテレビも使い放題。キャンピングカーの快適さに喜んでいた両親は、その後キャブコンを購入して夫婦でクルマ旅を楽しむようになったそうだ。

災害時のシェルターとして使える安心感

ベッド、ダイネット、キッチン、トイレなど、生活に必要な設備がすべてそろったキャンピングカーは、万が一の災害時に避難シェルターとしても使用できる。最大のメリットは、サブバッテリーで電気が使えること。災害時の情報収集に欠かせないスマホの充電はもちろん、冷蔵庫などの車内設備やACコンセントも使用でき、ソーラーパネルを装備していればバッテリー容量が減っても太陽光で充電できる。家とまったく同じというわけにはいかないが、一時的にでも安心して生活できる空間が確保されているのは、万が一の災害時に大きなアドバンテージとなる。普段はクルマ旅やキャンプなどのレジャーを楽しみ、災害時は避難シェルターとして活用する。そうした使い方ができるのも、車内に生活設備を備えたキャンピングカーならではの大きな魅力だ。

キャンピングカーライフ研究家/ライター 岩田一成

バンコン、キャブコン、トラキャンを乗り継ぎ、家族と1000泊以上のキャンプ・クルマ旅を実践。ユーザーとしての経験と、18年以上のキャンピングカー取材経験をもとに、AC誌をはじめとする様々な媒体でキャンピングカーの魅力を発信している。