2011年3月のオープン以降、魅力的な商品や人に出会えることから福井県内でも有数の人気の道の駅の「道の駅若狭おばま」。オープン当初は、年間32.6万人だった入込客数は、コロナ前の2019年度には58.2万人にまでなっていた。その「道の駅若狭おばま」が2023年3月末にリニューアル。オリジナル商品が充実、さらにテイクアウトメニューも一新された!
道の駅若狭おばま
道の駅若狭おばまは、舞鶴若狭自動車道の小浜インターチェンジからすぐの立地にある、小浜市のゲートウェイ施設。小浜市は、京都から最も近い日本海の湊町。古くから「鯖街道」の起点のまちとして発展してきたところだ。そんな小浜と京都の間は多くの人々が行き来し、小浜から運ばれた海の幸は鯖寿司をはじめとした京都の食文化の礎となり、また、京都から小浜へは当時の最先端の文化が持ち込まれていたのだ。
今回のリニューアルでは、そんな小浜の歴史にちなんだ「鯖街道ワンダーランド」をコンセプトにして、鯖街道の起点のまち・小浜を体感できる様々な仕掛けを用意。そして道の駅若狭おばま限定販売のオリジナル商品も充実させ、フードコートのメニューも一新。
見る、楽しむ、食べる。リニューアルの注目ポイント
まず道の駅に着いて目に入るのが、エントランスの幅5.8メートルもある巨大な「鯖のれん」。まさに鯖街道の起点、小浜に来たという気持ちも高まる。さらに道の駅に入ると、かつて鯖街道を行き来したであろう行商人になりきれる「背負い籠」と「笠」が用意されている。これを身に着けて買い物も楽しむと、「へしこ飴」がプレゼントされる嬉しい特典も。
ほかにも館内は、サバのぬいぐるみが入ったUFOキャッチャー、「鯖キャッチャー」や、約30種類の小浜の缶詰を集めた「鯖缶ウォール」、生産量日本一の塗り箸、若狭塗り箸コーナーなどがあり、大充実の内容となっている。
オリジナル商品で注目したいのが、「でっち羊かん」。でっち羊かんは小浜の代表的な甘味の一つ。それを一人ででも食べやすいようにボトルサイズになったオリジナル商品だ。季節限定の味も登場する。
そしてリニューアルに合わせて生まれた新しいテイクアウトフードが、「小浜POCKET」。ピタパンを使った商品で、「小浜の“美味しい!”をポケットに詰め込んで」をコンセプトに、小浜の歴史が生み出してきた鯖の醤油干しの竜田揚げや野菜などの地元の食材をふんだんに詰め込んだ一品。そのほかにも、地元のイチゴや梅などを使ったラッシーやスムージー、スカッシュのオリジナルドリンク、季節のソフトクリームなども楽しめる。
道の駅若狭おばま
■所在地:福井県小浜市和久里24-45-2
■営業時間:9:00 – 18:00 ※年中無休(年末年始を除く)
■電話番号:0770-53-3000
■ウエブサイト:https://michinoeki-obama.jp