ニュース

乗用車感覚で乗れる新型ディーゼルトラック「エルフミオ」発売

キャンピングカー用ベース車の設定も?! イメージキャラクターは本田翼!
片峯コウジ
片峯コウジ

免許制度の変遷や、少子高齢化の影響でトラックドライバー不足が深刻化。特に小口配送を担うドライバー確保が難しい状況だ。この課題を解決するため、いすゞ自動車は「誰でも運転できるトラック」を目指し、AT限定の普通自動車免許で運転できる小型ディーゼルトラック「エルフミオ」を7月30日に発売した。

AT限定の普通免許で乗れるように作られたいすゞエルフミオ

1.9ℓディーゼルエンジン「RZ4E」を搭載。軽量エンジンの採用で最大積載量1.35トンを確保。キャビンは広く快適。ドア開口部は大きく、優れた乗降性を実現した。
操作性はトラック特有のタイヤ切れ角の大きさや前後輪の間隔を短くするなどして、最小回転半径を4.4メートルと小型乗用車並みの取り回しのしやすさを追求した。さらに安全機能も充実しており、「誤発進抑制機能」や「プリクラッシュブレーキ(直進時)」などを標準装備。また市街地走行に適した「ブラインドスポットモニター」や「プリクラッシュブレーキ(右左折時)」などのオプション装備も充実している。

装備も車体色も豊富にラインナップする!

上級グレード「SEカスタム」には、アームレストやシートヒーター、電動パーキングブレーキなどを装備。快適な運転環境でドライバーをサポートする。ボディカラーは、標準のアークホワイトに加え、エルフミオ専用のペールブルーやダークカーキメタリックなど、多彩なバリエーションだ。

都内で開かれた新型車発表会では、いすゞの南真介社長は「トラックをより身近にし、新しい顧客に接し、新たなビジネスエリアを創造したい」と期待を込め、初年度は5000台、2030年度には1万2000台の販売を目指すという。またキャンピングカー仕様の展開など新たな顧客開拓に意欲を示した。いすゞはエルフのキャンピングカー仕様車「Be-cam」を現在ラインナップしているが、2車種体制?となるのか、はたまたこのエルフミオにバトンタッチするのだろうか。いずれにせよ、キャンピングカーのベース車が増えるのは喜ばしいこと。楽しみに待ちたい。

いすゞ自動車
https://www.isuzu.co.jp/product/elfmio/

画像ギャラリー