キャンピングカー開発の技術を活かし、自治体・団体向けに「備えない防災」車両として多目的車両「MARU MOBI（マルモビ）」の提案を進めているトイファクトリー。この「マルモビ」が、一般社団法人減災サステナブル技術協会が発表する防災・減災×サステナブル大賞2025にて「スマーテスアワード優秀賞」を受賞した。
今年で５回目となる防災・減災×サステナブル大賞は、一般社団法人減災サステナブル技術協会が確立した評価手法を以て、防災・減災におけるレジリエンス向上ならびにSDGs関連の活動および成果等を評価し授与されるもの。
トイファクトリーは、地元地域に根差した防災・減災およびSDGsをテーマに得意分野の知見を最大限に活かしたアイデアが評価され、「スマーテスアワード優秀賞」受賞となった。
「MARU MOBI（マルモビ）」とは
「MARU MOBI（マルモビ）」とは、内閣府推進の主要政策の一つ「災害に強い国づくり：国土強靭化（ナショナル・レジリエンス） 」に向けて注目される「平時活用、有事機能発揮」を形にした車両。マルチパーパスモビリティのコンセプトから、「MARU MOBI（マルモビ）」と命名している。
トヨタのハイエースをベースに、取り外し可能な脱着式シートや、トイファクトリーが特許を取得した特殊構造を車内に設置し、レイアウトを用途に応じて組み替えられるモードチェンジが容易で、汎用性が高いのが特長。
ウオーターレストイレ「クレサナ」を使用して個室トイレルームを作ることができるほか、イベント出展や災害支援での炊き出しなどにも活躍する「キッチンカーモード」も新たに加わった。
すでにマルモビを所有している自治体・企業・法人は数多くあり、実際に様々な場面で活用されている。さらに、トイファクトリーとマルモビ所有者との間でマルモビパートナーシップ協定を結ぶことで、全国各地にあるマルモビ車両たちが、あなたの自治体にもしものことがあれば、助けに集結してくれる。そんな心強い取り組みも進めている。平時も有事も様々な用途で活躍するマルモビの今後に期待だ。