キャンピングカー・ビルダー紹介

東北で1番キャンピングカーを売った男が教える「後悔しないキャンピングカー選びの5つのルール」

岩田一成
岩田一成

ルール4:納車の説明は最低2時間

小島氏「後々のトラブルを避けるためにも、納車時は2時間かけてじっくり説明します。説明内容は、メインスイッチを起点にひととおりの使い方と壊さないための注意点など。最長では、6時間かかったこともありますよ(笑)でもここは譲れない。キャンピングカーの作りって独特ですからね

ルール5:SNSはマスト!

小島氏「私はLINEを使っていますが、車両トラブル時のために、SNSでつながっておくのは基本ですね。写真や動画で車両の状態を送ってもらえるので、電話よりもわかりやすくスピーディに対応できます。やり取りの内容をお互いに確認できて、トラブルを避けられるのも利点です」

どうだろうか。キャンピングカーは購入後も店舗との付き合いが続くことがよくわかる。それならば一層、クルマ同様にセールスマンとの相性も大切になりそうだ。

デルタリンクのキャンピングカー「ダーウィンQ3」にお乗りの小島氏のお客様、亀山さんご夫妻
デルタリンクのキャンピングカー「ダーウィンQ3」にお乗りの小島氏のお客様、亀山さんご夫妻。「購入にあたって小島さんには『納車を早くして』『下取車を高く買って』など無理をかなり言いましたが(笑)とにかく対応が早い!そして納車後の追加カスタムなども真摯に相談に乗ってくれて、できないことはダメとハッキリ言ってくれるのがいいですね」

トップセールスが教える、キャンピングカー選びの「極意」

ここで、数多くのユーザーのキャンピングカー選びを手伝ってきた小島氏に、キャンピングカー選びの極意について話を聞いてみた。

キャンピングカーの第一印象はとても大切!

小島氏「私がキャンピングカー選びで一番大切だと思うのは、ファーストインプレッションです。キャンピングカーはクルマと家の要素が融合した乗り物ですから、自分が好きなデザイン、心地よく過ごせる空間、ワクワクできる存在であることがとても重要です。サブバッテリーをはじめとする装備は後からでも追加・変更できますし、現在はポータブル電源を使って車内の電源を手軽に拡張することもできます。しかし、室内のレイアウトや家具、デザインは簡単には変えられません。だからこそ、デザインやレイアウトを含めたクルマ全体の第一印象が重要なんです。

デルタリンク ダーウィンQ3
ダーウィンQ3バンタスティックエディションの室内。質感の高い内装にビビっと来たなら、その気持ちは忘れないほうがいい

ある車両にひと目ぼれした人が、その後ほかのキャンピングカーを何台も見て、結局最初に選んだクルマに戻ってくることも多いです。自分が最初に「イイ!」と思った感覚は、それだけ大切ということですね。クルマもそうですが、人についてもファーストインプレッションは重要です。購入したお店のスタッフとは、メンテナンスや修理、カスタムなどで長いつき合いになりますから、スタッフの対応に疑問を感じたり、嫌だなぁと思ったりした場合、そのお店で購入するべきかよく考えたほうがいいと思います

熟慮を勧められるかと思いきや、ファーストインプレッションの大切さを語ってくれた。確かに、キャンピングカーは決して安い買い物ではないし、生活必需品というよりは趣味の道具だ。だからこそ、実用性だけでなく「ときめき」を無視してはいけない。ユーザーの直感やワクワク感を尊重しつつ、現実的な提案もしてくれる――そんなスタッフこそ、信頼できるパートナーといえるだろう。

購入を悩んでいる人に、プロからのアドバイス

小島氏「キャンピングカーは、非日常を楽しめる乗り物です。家ではなくクルマなので不便を感じることもありますが、不便自体を非日常として楽しんだり、快適に過ごせるように工夫をするのもだいご味の1つです。仕事が忙しい現役世代は自分の時間が作れることでリフレッシュできるし、子育て世代は子供たちとのきずなを深めることができる。セカンドライフ世代は、自由な時間をより充実したものにできます。現在はYouTubeやSNSに情報があふれていますが、それだけをうのみにせずお店やイベントに足を運んでスタッフと話をして、自分の目と耳でベストな1台を見つけ出してください」

小島孝弘氏の経歴

▶花き・植木小売業に就職

初めての就職先は、キャンピングカーやクルマとは無縁のフラワー業界。結婚式やパーティ、イベントなどのフラワー装飾や庭作りなどを行なっていた。11年の勤務を経て、いよいよクルマ業界に転職することに。

▶中古車販売店に勤務

キャンピングカーに乗っていた社長の薦めで、中古車以外にキャンピングカーの販売をすることに。初めてキャンピングカーに触れ、その魅力にぞっこん。ここでの経験が、現在の土台になった。

▶キャンピングカー業界へ

オートキャンパー本誌に求人広告が出ていた某キャンピングカーメーカーに転職。業販担当として全国のお店をまわり、イベントでは各ブースにあいさつまわり。約6年間キャンピングカーにどっぷり浸かった生活を送り、全国の業界関係者と太いパイプを作った。

▶デルタリンクに転職

国内外のキャンピングカーを取り扱うデルタリンクに転職後、キャンピングカーランドのファンルーチェ事業部に出向。キャブコンのイグアスを担当した。半年ほどの短期間だったが、ファンルーチェユーザーの小規模オフ会にも顔を出すなど積極的に活動した。

▶宮城店へ異動

不採算店舗の宮城店に異動。「当たり前のことをやる」を合言葉に、社内業務やキャンピングカーイベントでらつ腕を振るう。3年目に黒字転換して店舗を立て直し、9年目の現在デルタリンクのMVPトップセールスマンに!

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