キャンピングカー・ビルダー紹介

スタイリッシュな形状になったナッツRVクレアの新フェイスパネル

新型カムロードベースのキャンピングカーすべてに対応!

国産キャンピングカーのなかで快適さをとことん追求した装備のナッツRVのクレア。同社ではおなじみのフロントフェイスパネルも新型カムロードをベース車としたこのクレアにも採用された。よりスタイリッシュに進化したそのフェイスパネルを詳しくお伝えしよう。

ナッツRVのクレア

ナッツRVといえば、ボーダーやクレアなどに施されたフロントフェイスパネルを思い浮かべる人も多い。これは10年以上前からラインナップされ、同社のアイコンといってもいいほどだ。トラック然とした外観を払拭できるため、エクステリア全体の統一感が増すので、オプション装備ながら、選択するオーナーも多い。

このパネル、昨年発表となった新型カムロードをベース車としたクレアにもさっそく採用されている。
フルモデルチェンジされたベース車であるカムロードには、安全装置が付く。そのため、車体のありとあらゆるところにカメラやセンサーなどがあり、それらの仕事を損なわないようにまったく新しくデザインされたのだ。さらにはラジエーターの冷却水点検口が移設され、新たにアドブルー給水口が設けられたため、右スカートの形状も変更された。

車種ラインナップはこれまでどおり全長が5m以内に収まる5.0と、全長5190㎜の5.3の2タイプが用意される。
ここで取り上げるタイプWはセミダブルサイズの2段ベッドとマルチルームを備えたファミリーにピッタリのレイアウト。そのほか、常設ダブルベッドを備えたタイプX仕様だが5.0サイズのみマルチルームを配したタイプXX。これだけあると迷うかもしれないが、選択肢が多いのはうれしい。
さらに昨年発表した超急速充電システム「ハイパーエボリューション」にリチウムイオンバッテリーを組み込んだシステムも、新型に合わせて新設計され搭載している。
新型カムロードをベースに使用したモデルをフルラインナップするのだから、恐れ入る。
さらに、ナッツRVが考える「キャンピングカーには、つねに家庭と同じ環境で過ごせる快適さ」を追求した装備が施されている。それに加えて、ベース車に加わった乗用車同様の安全装置、これらを併せ持つクレアは国産キャンピングカー市場で最強モデルといっても過言ではない。

これが進化したフェイスパネル


新たに装備された衝突回避サポート装置はバンパー内に、前方カメラはその上に配置されているが、一見するとそれらの存在は感じない
カムロードのバンパーには純正でドライビングランプが埋め込まれている。それを生かしたカバーデザイン。フェイスマスクとは別のオプション品
旧型カムロードのフェイスパネル。開口部が特徴的
新型カムロードの純正フェイス。ヘッドライトはLEDとなり夜間の視界がいっそう明るくなった
新型カムロードに合わせたフェイスパネル。旧型と比べると正面の開口部が減り、よりスタイリッシュとなった
車体形状の変更によりサイドマーカーの位置がエントランス扉の前に変更となった
アドブルーとは排出ガスを浄化するのに必要な高品位尿素水。そのための給水口は新型カムロードに新たに設定された装備で給油口後部にある

クレア5.3Wハイパーエボリューションネオ

ベース車両:カムロード
シフト・駆動方式:6AT・FR
乗車定員/就寝人数:7/7人
全長×全幅×全高:5190×2080×2910㎜
エンジン・総排気量:直4ディーゼルT・2800㏄
最高出力:106kW(144ps)
最大トルク:300Nm(30.6㎏m)
使用燃料・タンク容量:軽油・60ℓ
価格:1140万円~

●標準装備:2口コンロ付きシンク/電子レンジ/1ウェイ70ℓ冷蔵庫/給排水タンク/100Ahリチウムバッテリー×4/超急速充電システム/デジタルバッテリー残量計/1500Wインバーター/22.5A外部充電装置×2/ルームエアコン/ベンチレーター/280Wソーラーチャージャー/7インチミラーモニター/アクリル2重窓/FFヒーター/オリジナル強化ショック(前後)/LEDドッグライト/バックカメラほか

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