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【速報】indelBのルーフクーラーが日本上陸。キャンピングカーの快適装備エアコンに新星登場!

メイド・イン・イタリアのかっこいいルーフクーラーが日本デビュー

もう夏のキャンピングカーには必需品ともなってきたクーラー&エアコン。各社から様々なクーラーやエアコンが出てくるなか、ここにきて新しいルーフクーラーがイタリアから日本に初上陸。サイズもコンパクトでルームエアコンに比べると施工もシンプル。これはかなり期待できるのでは!?

キャンピングカー車内冷却「エアコン、クーラー」戦国時代!?

キャンピングカーの室内で「夏どう過ごすか問題」。なにしろ夏が暑すぎるのだ。そこでエアコンの搭載となるのだが、キャンピングカーメーカーは、日進月歩でその装備に磨きをかけている。

①家庭用ルームエアコンが主流!

①家庭用ルームエアコンが一番人気。室内機だけではなく、室外機といった大物を配管でつなぐ必要なこれは、多少なりともスペースが犠牲になるのがネック。とはいえ、室外機の内部を組み替え車体の下に搭載することによって、現在のキャンピングカー(室内)エアコンの主流となっている。

家庭用ルームエアコンはおなじみのこれをキャンピングカー用に加工し搭載

②クルマの電装と同じ直流12Vで動作する車載専用のクーラーも人気

②クルマの電装と同じ直流12Vで動作する車載専用のクーラーも人気だ。姿かたちは家庭用のエアコンを小さくした形状をしているが、交流100Vで動作する家庭用に比べ、電力のロスが少ないというメリットがある。

車載専用設計された直流12Vクーラーも人気。写真はRVランドが取り扱うベバスト製

③ウインドウクーラーやルーフエアコンもある

③ウインドウクーラーやルーフエアコンもある。どちらも一体型のユニットでスペースに制限のあるキャンピングカーに有効だ。ウインドウクーラーは住宅のサッシに簡単に取り付けられる家庭用のものを転用したり、ルーフエアコンは欧米のキャンピングカーに向けた屋根に載せる一体型タイプのものをいう。どちらもどちらもそこそこ重量があったり、動作させるために電気の流れを変えたり、電圧を変換させる必要がある。

インディアナ・RVのキャンピングトレーラーには、オプションでウインドウクーラーを装着可能だ
欧米では主流のルーフエアコン。海外のコンセント事情に合わせた交流の入力電圧が必要だ

というわけで、どのモデルにもメリットデメリットはあるが、それらのいいとこ取り⁉️ を実現したクーラーが、2022年デビューの予感だ!

22年日本上陸の、ルーフクーラー「indelB PLEIN AIRCON」

今回、キャンピングカーの製造販売を手がけるRVランドが取り扱いを開始したのは、イタリアのindelBというメーカーのPLEIN AIRCON。主にバンコンやキャブコンサイズのキャンピングカー向けにとイタリアで作られているルーフエアコンだ。特徴は直流12Vで動作するというところ。消費電力も600Wと、サブバッテリーを積んでいるクルマはもちろん、ポータブル電源での利用も不可能ではない。オールインワンタイプで、配管などはなく、ルーフ上に乗る本体とそこから室内につながるダクトのみとシンプル。従来のルーフエアコンと同じで、熱交換器やコンプレッサーなどクーラーに必要な仕組みがすべて収まっている。すでにあるベンチレーターなどの開口部があれば、それと置換することで設置できるのもポイントだ。電源も直流12Vのプラスとマイナスをつなぐだけと超簡単!
重量も25.3kgと、軽量化が図られている。なにより車載専用設計なので、振動にも強い。本体のサイズは246✕720✕800mmとなっている。

本体。白と黒のシンプルなデザイン。ロゴもおしゃれ。カバーはABS樹脂、本体は発泡ポリプロピレン製で、防振対策と軽量化を両立する
室内側に付く送風口。車体前後方向に送風口をレイアウト。上下の風向切り替えも可能だ

本体裏側。後方に換気ファンを備え、熱気を後方へ排出する仕組み

接続は、直流12V電源を接続するだけ。小さなコネクターは、本体のインジケーターやスイッチ用だ

室内側には天井から厚さ50mmほどの送風口が付く。ポータブルクーラーやホームエアコンに比べると、室内空間を圧迫しない印象だ。こちらには、送風の向きを変えられるレバーも付いている。そのほかスリープ機能などもある。リモコンも付属していて便利そうである。

送風口のパーツの厚さは50mm。写真からも薄さがわかる
リモコンやロゴシール、取扱説明書などが付属している

こちらのルーフエアコン、本体の価格は30万円程度を予定。気になる方はRVランドまでお問い合わせいただきたい。

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