輸入車ディーラーとしても、キャンピングカー製造販売メーカーとしても有名なホワイトハウス。そのホワイトハウスが生み出すデュカトベースのモデルは実力十分の個性派ぞろい。それもそのはず、デュカトのキャンピングカーには、並々ならぬこだわりがあるのだ。そして輸入車でもあるデュカトをより深く理解できる、企業としての背景も探る。
名古屋のメガディーラーでもあるホワイトハウス

愛知県名古屋市にある輸入車のメガディーラー「ホワイトハウス」。同社は、1979年11月に名古屋市天白区で創業した「中日本自動車」まで遡る。1980年に「ホワイトハウス」へ社名を変更し、1986年には現在の名古屋市名東区へ本社を移転。1987年にオースチン・ローバー・ジャパンやホンダと契約し、新車の正規ディーラー事業へ参入、1992年にはプジョーの販売、2001年から2002年にかけては、BMW、MINI、ボルボ、ランドローバー、フィアット、アルファロメオ、以降、ヒョンデ、KIAといったブランドと次々に正規ディーラー契約を締結。さらに2002年11月には、愛知郡東郷町に全天候型の屋内施設としては国内最大級となる輸入中古車展示場「オートプラネット名古屋」をオープン。これにより、地域のメガディーラーとしての地位を確立している。
自社でキャンピングカーの開発へ
自社製造のキャンピングカーも歴史は長い。1989年からホンダ車をベースにしたキャンピングカー開発を手がけており、現在では愛知県豊田市に特殊車両の生産工場を構え、国産・輸入車をベースにした多彩なモデルを製造・販売している。特にポップアップルーフの製造では、リーダーカンパニーだ。
そんなホワイトハウスが手がけるデュカトのキャンピングカー。その大きな特徴として挙げられるのが、単なる「架装(製造)」の技術力だけでなく、購入後の「アフターメンテナンス」まで一貫して対応できるサポート体制だ。同社は長年にわたり、フィアットをはじめとする多種多様な輸入車の正規ディーラーとして培ってきた実績を有し、日常の点検や車検はもちろんのこと、鈑金塗装、高度な故障診断から修理に至るまで、幅広い工程を自社内で完結できるからだ。 架装部分にもフィアット純正シート表皮を使って、車内の統一が図られている点など、あえて言わなければ「きれいだね」の一言で済んでしまいそうだが、この仕上がりは、長年輸入車ディーラーとして、メーカーやインポーターと信頼関係を築いてきたホワイトハウスだからこそできるポイントのひとつなのである。

フラッグシップモデル「ヴェローナ」と「トリノ」の挑戦
そんなホワイトハウスが誇るデュカトのフラッグシップモデル「ヴェローナ(Verona)」と「トリノ(Torino)」は、デュカトというベース車を共有する兄弟車としての位置づけながら、それぞれに独自のアプローチが施されている。両モデルの開発の根底に流れているのは、「フラッグシップだからこそ、前衛的(アヴァンギャルド)でありたい」という開発思想だ。


両モデルは、車両後部(リヤセクション)にマルチルームを設置するレイアウトを採用。マルチルームを最後端に設置することで、デュカトL3H2の広大な車内空間を効率的に居住空間として活用できるような空間設計となっている。温水ボイラーや、ホワイトハウスオリジナルのエアコン「クールスター」も家具内にインストールされている。



