2022年2月のジャパン・キャンピングカーショーで参考出展し、「未来のエアコンシステム!?」と驚きと注目を集めたドリーム・エーティーの「きゅうでんしゃ」。その「きゅうでんしゃ」が約半年を経て東京キャンピングカーショーで「Parkooler」と名前も新たに進化をとげた。
Parkooler
エンジンを止めた状態でも、クルマに備え付けのクーラーが使える。そんな夢のようなシステムをジャパン・キャンピングカーショーで参考出展したドリーム・エーティー。このときはキャンピングカービルダーはもちろん、一般の来場者からも大注目を浴びた。そして今回東京キャンピングカーショーでは、前回はまだプロトタイプのような状態だったこのシステムを、実際にクルマに搭載するイメージまで進化させてきた。
このシステムの詳細については、こちらの記事を参照いただきたい。
大きな2つの進化!
電源の進化
2月の時点では、車両後部に大きなバッテリーが設置されていた。それが今回は外部電源やポータブル電源からの給電で動かせるようになった。これにより車両後部に積載物がなくなり、より実用に近づいた形になった。
制御部分のユニットが出現
外部電源やポータブル電源から給電された電気を停車時用のコンプレッサーを動かすための電気に変換し、コンプレッサーを動かすユニット、いわばこのシステムの心臓部が運転席と助手席の間に出現。スイッチやモニターも設置されている。
そして名前も「きゅうでんしゃ」から、駐車(Park)とクーラー(Cooler)という意味をもたせた「Parkooler」へと改められた。
8月には実証イベントも
このParkooler、まだまだこれからも検証やブラッシュアップを続けていくとのことだが、今回の東京キャンピングカーショーなどのように実際にそのシステムを体感できる機会も。この8月にはRVパーク犬山ローレライ麦酒館にてこの「Parkooler」を動かし、その涼しさを体験できる機会が用意されている。RVパーク犬山ローレライ麦酒館の利用者対象とのことなので、気になる方はぜひチェックしていただきたい。
実証期間:8/22〜9/3
実証会場:RVパーク犬山ローレライ麦酒館
ドリーム・エーティの浅野社長がずっと温めていたイメージが、いよいよ「Parkooler」として形になってきた。ぜひ楽しみにしてほしい、というその進化をこれからも期待していきたい。