ニュース

クルマのダメージを最小限に!消火後の復旧も可能にする「次世代消火器具」。国内最大規模の学生レースイベントで活躍

学生フォーミュラにファイヤーショーカスティックを寄贈
オートキャンパー編集部五月女めい

消火の対象を消火によって汚さない、次世代型消火器具の「ファイヤーショーカスティック」。従来の粉末を噴射するタイプの消火器具のデメリットをなくし、より使いやすく、より備えやすい、まさにキャンピングカーや自宅に備えておきたいアイテム。それが、より繊細なクルマを扱う国内最大規模の学生レースイベント「学生フォーミュラ」の日本大会参加大学全76校へ寄贈された。

世界でも認められている性能

ホワイトハウスの扱う「ファイヤーショーカスティック」。日本には今年入ってきたばかりの次世代型消火器具だが、ヨーロッパではすでに使用実績が多数。各国のモータースポーツの場面で車両火災の初期消火を担っている。

「ファイヤーショーカスティック」は、従来の一般的な粉末を使用する消火器と違い、消火による二次被害を出さないのが特徴。人体に無害な特殊なガスを使用し消火する仕組みなので、消火後に消火器具による汚れがない。これまでの消化器だとその粉末の清掃ができないため、消火に成功しても復旧が難しい。また粉末には腐食性があるので、エンジンや配線にもダメージを及ぼしてしまう。つまり「ファイヤーショーカスティック」は、その心配やダメージがないのに、しっかり消火できる画期的な消火器具なのだ。

従来の粉末消火器では、写真のように消火剤の粉末が消火後に残ってしまい、クルマにダメージを与えてしまう
ファイヤーショーカスティックは、このようにガスで消火するので、消火のあとが残らない

細かい話をすれば、ほかにも従来の消化器に比べメリットがたくさん。コンパクトで、軽くて、消火剤(ガス)の噴射時間も長く、メンテナンスフリー。大切なもののそばに置きたいグッズなのだ。

もっとファイヤーショーカスティックについて知りたいあなたにこちら

横浜キャンピングカーショーでは…

9月14日から開催の横浜キャンピングカーショーの会場でも、愛車を守る強い味方として関心を集めていた。日本では年間約 3600 件もの車両火災が起こっているというが、自宅同様、電気や火気の使用場面が多いキャンピングカーでは、よりその必要性も高まるというもの。車内に備え付けるためのホルダーもあり、必須のカーグッズとしてぜひ常備したい。

なおこの「ファイヤーショーカスティック」、すでにクルマ関連の業界でも、全国のロードサービス会社やモータースポーツ運営会社、自動車オークション会場などで採用されているという。

学生フォーミュラーで安全と大切なレースカーを守る

そして、この「ファイヤーショーカスティック」が、日本国内最大規模の学生レースイベント「学生フォーミュラ」に参加する全76大学と大会本部に寄贈された。未来の自動車エンジニアを目指す学生たちが、自分たちで設計・製作した車両で競う大会だ。

じつは6年前から地元愛知県内の参加大学へテストコースの提供などの支援をしてきたホワイトハウス。今回はさらにファイヤーショーカスティック」で大会の安全な運営と、大切なレースカーを守るのに一役買うのだ。

全参加校への配布に合わせて、使用方法についてのレクチャーも行なわれた
このファイヤーショーカスティックの配布によって、車両火災のリスク低減を支援する

関連メーカー/ビルダー情報