3年ぶりの開催となったお台場キャンピングカーフェア2022。天気にも恵まれ、晴天のもと2日間とも大盛況となった。キャンピングカーフェアは、各社からさまざまな種類のクルマが集結するため、毎回どんなクルマが来ているのかとワクワクするが、今回はそのなかでも輸入車に着目してみたい。手軽に乗れる軽キャンパーが人気だが、やはりショーやイベントに行くと、ひときわ目を引くのは輸入車だと私は思う。外国の暮らしに合わせての仕様になっているので、その大きさも国産車と比べると歴然だ。
Flying Cloud 23FB【エアストリーム(アメリカ)・エアストリームジャパン】
こちらは、エアストリームのフライングクラウド 23FB。このクルマを販売しているエアストリームジャパンは日本で唯一のエアストリーム正規輸入元、総販売代理店だ。ボディサイズやテールランプ等、アメリカ標準のままでは日本の車検に適合しない部分を、適合となる日本用設計でエアストリーム本社へ直接発注している。
今回展示されていたクルマは2023年モデルとなっていて、その迫力は異彩を放っていた。シルバーの光沢感がエアストリームならではで、ひと目見てすぐにわかる。しかし内装はこの外装の近未来感からは想像がつかないくらい、落ち着きのある作りになっていた。木目調をベースとした温かみのある家具の質感が特徴だ。このギャップもフライングクラウドの強みと言えるだろう。
実は今月発売(11/15)のオートキャンパーの付録のペンスタンドのモデルとなったのがフライングクラウド23FBだ。限りなく実車に近い形で再現されているのでぜひこちらもチェックしてほしい。
SOLiS Pocket 36A【ウィネベーゴ(アメリカ)・ニートRV】
こちらはウィネベーゴのソリスポケット36A。アメリカのウィネベーゴ社の正規輸入元はニートRVだ。先日、一足先にこのクルマに会いにニートRVにお邪魔したAC WEB編集部ですが、この日もその姿を見に行くと、遠くからでもわかるカラーでとても目立っていた。ディープチェリーのカラーリングは、晴天によく輝き、それを眺めるお客さんも耐えなかった。
2人旅には大満足の装備が備わっており、特にアウトドアやレジャーを共に楽しめるような設計になっている。リアダブルドアは観音開きの仕様になっており、自転車やアウトドア用品をすっぽりそのまま収納できるのも魅力的だ。穴の空いたマグネットボードが室内を2つに分けるようにあり、そのボードが使い勝手が良さそうだ。穴の空いたところに、カラビナを引っ掛けるも良し、マグネットになっているので、鉄のものをくっつけるも良しだ。その他にも、SOLiSオリジナルのバッグも装備品でついており、脱着可能な食器・小物入れになる。
こちらはソリスポケット36Aを動画で詳しく紹介しているので、こちらも要チェック!
Jay Flight SLX 7′ 154BH【ジェイコ(アメリカ)・ボナンザ】
こちらはジェイコのジェイフライト154BH。ジェイフライトの中では一番小型なモデル。しかし、車内に入ってみると一番小型とは感じさせないくらいに、充実した装備が備わっている。このトレーラーを運転するのにはけん引免許が必要だ。このクルマはジェイコ社の正規輸入ディーラーとなっているボナンザで購入することができる。
今回の2023年モデルで大きく変わったところは2つ。まず1つ目は室内に入るためのステップ。前のモデルは、鉄だったが、今回からアルミに変更された。アルミに変わったことで軽量化され、扱いやすくなった。また走行する際は、中にしまうことができる。2つ目は、シャワールームの壁紙が防水パネルになったこと。前モデルはマルチルーム一体が同じ壁紙でシャワーを使用した後に拭き取りをしなければならなかったが、新モデルではその必要がない。使いやすくなること間違いなしだ。
I 69 L Adventure Edition【サンライト(ドイツ)・東和モータース】
こちらサンライトの I 69 L アドベンチャー エディション。サンライトはドイツのデスレフ社の兄弟ブランド。この他にも、バンコンタイプの「クリフ」やスタイリッシュな「ロー・プロファイル」などがある。日本でこのサンライトのクルマを購入できるのは、デスレフ社と提携している東和モータースだけだ。
このクルマはAクラスのフルコンタイプで、その大きさは写真の奥に写っている軽キャンと比べると一目瞭然だ。レイアウトは2種類をラインナップ。運転席と助手席の上にはプルダウンベッドを装備し、ファミリーユースにも対応している。FFヒーターや温水シャワー、カセットトイレ、常設ベッドなどはもちろん、「アドベンチャーエディション」にはブラックサイドオーニングやサイクルキャリアなど、多くの特別装備がパッケージ化され標準装備となっている。
他にも、国産車の展示やイベントブースも盛りだくさん!
今回は輸入車に絞って紹介したが、キャンピングカーショーやイベントには、国産車も数多く揃っている。まだどのような車種にするか決めていなく、購入を検討している方は、いろんなクルマを一度にたくさん見られるのはこういう機会だけだろう。元々検討外だったものが、実際に見てみると思いがけない出会いになるかもしれない。まだ足を運んだことない人は各地で行なわれているイベントやショーに行ってみてはいかがだろうか。
当日の会場の様子も合わせてご覧ください!