
キャンプや野外活動には興味があるけど、キャンピングカーに乗ったことがない、というファミリーが集まるイベントがあると聞きつけ、「キャンピングカーってどんなイメージ?」とざっくばらんに聞いてみた。そして実際のキャンピングカーを見て触れてもらい、リアルな声を聞くことができた。キャンピングカーに乗っているとじつはわからない驚く回答や発見もたくさんあった。
200人以上が興味津々!
今回お邪魔したのは、静岡県立朝霧野外活動センターで行なわれた「朝霧カーニバル」。静岡県内に在住者を対象に、クラフトや火起こし体験など様々なプログラムが1日を通じて行なわれた。
そんななか、ダイレクトカーズのDrtve江の島を展示し、見学に来てくれた来場者にアンケートを実施。最終的に200人以上がキャンピングカーに興味を示し、クルマの見学へ。時間帯によっては行列ができるほどで、さらにほとんどの来場者が今回初めてキャンピングカーを見たというから、いろいろ聞かないわけにはいかない。


漠然としたイメージは「楽しそう」
まず聞いたのは、キャンピングカーを見学する前に、いま漠然と抱いているキャンピングカーのイメージ。複数回答で街中でキャンピングカーを見かけたときどう思うかを聞いたが、一番多かった回答が「楽しそう」。うん、間違いない。そしてほかには「乗ってみたい」や「かっこいい」という回答が続いた。
そして自由記述で、キャンピングカーのイメージも聞いたところ、こちらも「ロマン」や「動く家」、「憧れ」、「1泊してみたい」といったポジティブな回答が多かったが、「普段使いはできなさそう」や「便利そうだけど維持費が大変そう」といったイメージもあるということがわかった。このあたりは、車種によっても変わるところなので、もしかしたらバンコンや軽キャンパーといった一見キャンピングカーに見えない車種のことは、一般にはなかなか知られていないのかもとも感じた。
実際のキャンピングカーを見たら「イメージがよくなった」
キャンピングカーの見学後に、見学前に持っていたキャンピングカーのイメージが変わったかどうかをたずねたところ77%が変わったと答えた。さらに変わったと答えた人を対象に、どのように変わったかを聞いたところ、ネガティブなほうに変わったという意見は少なく、よくなった、乗ってみたくなったなどというポジティブなほうに変わったという意見が圧倒的に多かった。


もしキャンピングカーに乗るなら、86.4%が「4人以上で使いたい」
「もしあなたがキャンピングカーに乗ってあそぶなら?」という想定で、使うシチュエーションや予算、やりたいことを聞いてみた。シチュエーションは、86.4%が「4人以上で使いたい」ということで、家族や仲間での使用を想定しているようだった。そしてもしキャンピングカーで遊ぶなら、セカンドカーとして買いたいという答えと、レンタカーという答えが多かった。
また「もしキャンピングカーを買うなら?」という質問で購入する際の予算を聞いてみたところ、1000万円までと答えた人の割合が33.3%となった。
さらに、自由記述で「キャンピングカーでしたいこと/行きたいところ」を聞いたところ、日本一周という答えが一番多く、キャンピングカーといえば日本一周というイメージが、キャンピングカーをよく知らない人にもあることがわかった。そのほか、同様に自由記述で理想のキャンピングカーをたずねたところ、「駐車に困らないけど快適なキャンピングカー」や「ちょうどいい大きさのクルマ」など大きさに関わる声が目立った。そのほか編集部が気になったのは、「お風呂付き」のクルマが欲しいという声。マルチルームにシャワーがあるモデルはあるが、湯船があるモデルは……私はまだ出会ったことがない。



