2023年8月31日(木)に東京都中野区中野四季の森公園で開催される「2023 防災フェアなかの」に一般社団法人日本RV協会(JRVA)が出展する。
会場では、災害時に活躍できるキャンピングカーの展示に加え、自治体と締結している災害協定や実際の活躍事例をパネルで紹介。
防災フェアでなぜキャンピングカーなのか。その有用性とは。
災害発生時には素早く行動する必要があるが、キャンピングカーは移動が容易なので急な避難や立ち退きの際にも迅速に対応できる。また、車内はプライベートスペースが確保されているため、物理的な身の安全だけではなく、ストレスや緊張が軽減され、落ち着いて過ごすことができる。
さらに、フルフラットの就寝スペースはエコノミー症候群の予防になり、車種によっては電気や水、ガスなど生活に必要な資源を持つので、災害時においても家にいるような生活ができる。トイレやシャワーが装備された車両であれば、さらに衛生的な環境を維持しながら過ごすことができる。
災害時に不可欠な情報収集のための通信も、キャンピングカーに搭載されている、居住空間用のサブバッテリーを活用することで通信手段を維持しながら避難生活を送ることができる。
購入後のライフスタイル変化で4人に1人が「災害等への備えの意識が高まる」
JRVAが全国のキャンピングカーユーザーを対象に、キャンピングカー購入後のライフスタイル変化について調査したところ、「災害等への備えの意識が高まった」と答えたオーナーが25.6%となり、キャンピングカーが災害対策として認識されていることがわかった。レジャー用途、防災、テレワークなど、様々な使い方ができるキャンピングカーが、実際にオーナーのライフスタイルに変化を及ぼしていることがこの調査によって見えてきた。
JRVAの防災に対する取組み
JRVAは、防災に対する積極的な取組みを展開しており、その活動は多岐にわたる。例えば、定期的に地方自治体が主催する防災フェアや全国のキャンピングカーショーに防災ブースを設置し、実際にキャンピングカーを展示して多くの人々に体験してもらったり、「くるまの防災ハンドブック」の発行、配布を行い、ユーザーの防災意識を高めるのに貢献したり。
JRVA会員企業と自治体との間でも、災害協定の締結が盛んに進んでおり、今年6月時点で全国で22件の災害協定が締結されている。これらの協定は、キャンピングカーの特性を活かし、災害発生時の支援や被災地の復興サポートに活用するためのものとなっている。今後もJRVAは、自治体と協定を締結することで、キャンピングカーを使った防災支援や地方創生事業を展開していく予定だ。
ここまで紹介してきた災害時のキャンピングカーの有用性、JRVAの災害への向き合い方をもっと深く知りたい方は8月31日(木)の「2023 防災フェアなかの」にぜひお越しください!会場では、そのほか地震体験や初期消火訓練、警察、消防、自衛隊それぞれの子供用制服着用体験などさまざまな催しが予定されている。
2023 防災フェアなかの
■日程:8月31日(木)9:30〜13:00
■会場:中野四季の森公園(東京都中野区中野区中野4-12-13)