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ジャパンキャンピングカーラリー2023参加レポート

日本全国をキャンピングカーでラリー⁉︎ 実際に体験して感じた、その魅力とは!?

10月5日から11月4日の1か月に渡って、くるま旅クラブ主催の「ジャパンキャンピングカーラリー2023」が開催された。昨年に続き2度目の開催となる同イベント(JCCR)は、認定ポイントを自由に回って、集めたスタンプの数で初級・中級・上級ランクのクリアを目指すスタンプラリーだ。自分に合ったスケジュールでスタンプを収集し、設定された日にゴール会場を目指す。昨年の第1回JCCRに参加した筆者(ライター岩田一成)も、その楽しさの虜(とりこ)になった1人。今年もイベントに参加してきたので、その様子をレポートする。

期間中であればいつでも参加できる気軽さが、JCCRの魅力のひとつだ。ライターという仕事柄、常に原稿の締め切りに追われて長期の休みが取れないため、今回は11月3~4日の連休を使って短期集中でスタンプ集めをすることにした。ゴールが11月4日なので、実際に回れるのは1日半。無理をせずに、マイペースで初級ランク(スタンプ10個)を目指す!

今年のJCCRの認定スポットは、近畿圏内の約500か所。スタンプの収集には、事前にスマホにインストールした「道ゆき」アプリを使用する(JCCR参加費用にアプリ利用料が含まれている)。認定スポットに到着するとアプリ画面のマークが点滅するので、そこをタップすればアッという間にチェックイン完了! アプリのスタンプ帳を確認すれば、どこを訪れたのか、いくつスタンプを集めたのかも一目瞭然だ。

参加日数が限られているため、とりあえずゴールの三重県に近い愛知エリアを目指した。11月2日の夜、高速道路で東京から静岡県まで走ってサービスエリアで仮眠。翌朝、浜松で高速道路を降り、途中の道の駅でスタンプをゲットしながら下道で伊良湖岬へ向かった。伊良湖岬に到着したら、まずは魚市場に併設された「いちば食堂」で新鮮な海の幸に舌鼓。ボリューム満点の刺身定食(1760円)と珍しいアサリフライ(550円)を注文して、渥美半島の海鮮料理を心行くまで味わった。

伊良湖岬周辺を散策して太平洋と三河湾を望む絶景を堪能してから、ゴール地点に近い「道の駅立田ふれあいの里」まで150kmほど下道をドライブ

11月4日、三重県のゴール地点「いなべ市梅林公園」に到着。愛車のトラキャンでゴールゲートをくぐると、大勢のスタッフがチェッカーフラッグを振りながら笑顔で迎えてくれた。ちなみに、今回のラリーの結果は、スタンプ11個で「初級」認定。激務の中でもマイペースで楽しめたので、それだけで大満足だ。ゴール会場では、キッチンカーやサウナカー、ワークショップ、ステージショー、たき火を囲んでの交流会など、楽しいイベントが目白押し。ゴール会場で車中泊をしてイベントを楽しむだけでも、JCCRに参加する価値がある!

ゴール会場に集まったキャンピングカーは、約100台。ここでの車中泊料金もJCCR参加費に含まれている
会場にはキッチンカーも多数来場。参加特典の食事券を使って美味しい地元グルメを味わうことができた
三重県出身のシンガーソングライターあつさんは、クルマ旅好きの現役キャンピングカーオーナー
くるま旅クラブ代表・高橋宣行氏、くるま旅クラブ最高顧問・増田英樹氏のトークショーも行われた
夜は参加者全員でたき火を囲んで交流会。同じ楽しみを持つキャンピングカーオーナー同士で、クルマ旅談議に花を咲かせた

1泊2日の楽しいゴールイベント終了後、会場で出会ったキャンピングカー仲間たちと再会を約束して会場を後にした。今年の「ジャパンキャンピングカーラリー」も、最高に楽しかった! 普段は高速道路を使用して自宅と目的地を最短で行き来するスタイルだが、JCCRはスタンプ集めが目的なので必然的に下道で各地を巡ることになる。下道でのんびりドライブをしたり、初めてのスポットに立ち寄ったりと、普段とは違うキャンピングカー旅を楽しめるのが、筆者が感じるJCCRの最大の魅力だ。来年には第3回目のJCCRが開催される予定なので、今年参加できなかった人もぜひ次回の参加を検討してみてほしい。

TEXT&PHOTO:岩田一成

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