涼しくなり、車中泊のベストシーズンともいえる秋。いつも通りの観光もいいけれど、今回は新しいことにチャレンジできる車中泊旅をご紹介! テーマは天体観測。車中泊ならではの楽しみ方やお薦めアイテム、キャンピングカーを徹底解説しちゃいます。
目次
秋の車中泊旅で天体観測の準備
まずは出発前に天体観測をするために必要な機材をしっかり選びましょう。初心者は自身のレベルにあった機材を選ばないと、キャンプ場で大慌てしてしまいます。また、機材を選んで満足するだけでなく出発前やキャンプ場で夜になるまでに使い方をしっかりマスターしておくことも重要です。
① 機材を準備しよう
今回は総合光学機器メーカーのビクセンに初心者にお薦めの天体観測アイテムをお伺いいたしました!
問)ビクセン ☎04-2969-0222
[1]セレストロン
(CELESTRON 天体望遠鏡) StarSense Explorer LT 80AZ
セレストロン製は3機種あるが、これがもっとも初心者にお薦めのモデル。大筒の全長は1m弱あるが、安定感の高い三脚をはじめ必要なものがセットされている。StarSenseスマートフォンドックにアプリをインストールしたスマホをセットして使う。実勢価格は4万円以下なので、手軽に天体観測が始められる。
価格:オープン ●鏡筒サイズ:長さ965㎜(接眼レンズ取り付け位置まで)、外径90㎜ 総重量:4.17㎏
[2]セレストロン
StarSense Explorer
望遠鏡を使ったことがない人でも簡単に操作できる専用のアプリ。スマホのカメラで撮影した星の画像から望遠鏡の位置情報を計算。見たい天体まで望遠鏡を動かす方向を矢印で指示してくれる。
[3]セレストロン
(CELESTRON オプションパーツ) NexYZユニバーサルスマホアダプター
接眼レンズにスマホを装着する専用のアダプター。スマホのレンズがピタッとセットできるように上下・左右・前後に調整可能。単純な撮影方法だが、操作精度が高く、実画像はスマホで撮ったとは思えないほど鮮明だ。
価格:オープン(実勢価格1万1000円前後)
●対応スマートフォン:101×53㎜(最小)~ 210×110㎜(最大)
サイズ:128×102×150 ㎜(最小)~ 166×125×196㎜(最大)
重量:288g
② 操作を確認
① で紹介した機材を使って、事前の操作確認の流れを伝授。準備をしっかりして、夜の天体観測本番に備えよう。
出発前に操作と調整を練習
取り扱い説明書を熟読、とまではいやらなくてもイイが、ひととおりの操作方法と調整の仕方をやってみる。また、本体をどのように車載するか?今回は本体と三脚をバラして、リヤベッド上に落ちないように置いた。
使用する前にファインダーを使い確認
ファインダーと本体(大筒)との調整は事前にやっておくと安心。現場に着いたら昼間のうちに確認と修正。今回は問題なしでした。
専用アプリの設定も簡単
アプリの使い方を確認する。普段からスマホに慣れた人であれば、直感的に操作と設定ができる。使い方を覚えてしまえば、あとは暗くなってからホルダーにセットして操作するだけ。これらが初心者に最適な操作性といえる。
スマホ撮影用のアダプターを装着
アダプターの取り付けは簡単なのだが大きく重量のあるスマホの場合はネジの緩みがないようにがっしりと。実際にのぞき込んで観察してからの装着でも大丈夫だ。
いざ本番 秋の車中泊旅で天体観測!当日の楽しみ方
夜になり、暗くなったらいよいよ天体観測の時間!
のんびり星を見る過ごし方や、車中泊ならではの楽しみ方をご紹介します。
① 星座早見盤の活用
星座早見盤は星空観察の必須アイテム。今見えている星が何という星なのか、見ながら観察するとより楽しい。星に夜光塗料が塗ってあり、大きいものが見やすくお薦め。
② ラグがあればOK!?
望遠鏡がなくても地面にラグを敷いて寝転ぶだけでも観察は可能。冬はコットと電気敷き毛布を使うと、かなり快適に長時間過ごせる。
③ アプリの活用方法
StarSence Explorerアプリを立ち上げた状態のスマホ。現在観察している星空と同じ表示画面が出る。自転に応じて上下左右に操作する。
④ 月を撮影してみよう
スマホ用アダプターを付けて撮影下付きの写真。スマホで撮ったとは思えないほど鮮明。もう一眼レフやコンパクトデジカメは不要!?
秋の車中泊旅で天体観測のお薦めキャンピングカー&キャンプ場
車中泊で天体観測をする際にお薦めのキャンピングカー、キャンプ場をご紹介します。
自身の予算に合わせてキャンピングカーをレンタルするのもいいですね。
アドリアモービル(スロベニア) サンリビングA60SP
扱いやすい全長6mを切るボディを採用。跳ね上げ式のバンクベッドを備えるファミリー仕様で、リヤにはハイマウント形式の常設ベッドを配置。フロントシート回転機構を使った形式で、サイドには引き出し式の単座も備える。
問)デルタリンク千葉ポイント www.delta-link.co.jp
秩父巴川オートキャンプ場
荒川の河川敷に面しており、川遊びや釣りにも適している。場内は川沿いのリバーサイトや広々としたキャラバンサイト、バンガローやドームハウスを完備。
3. まとめ
秋に車中泊で天体観測はいかがでしたか? ホテルを利用した旅と違って、宿泊先の事情を考えずに自由に楽しめるのが車中泊での天体観測の魅力です。みなさんもぜひこの機会に天体観測に挑戦してみてください。