年の瀬が押し迫り、オートキャンパーwebではまだ紹介していない2023年の注目モデルを一挙公開中。三菱自動車のデリカD:5は、ミニバンながらもモノコックボディとラダーフレームを融合させた強靱なボディを持ち、アウトドアユースにも強いことで人気がある。バンコン作りの名手・ケイワークスがそのD:5をベースに手がけたモデル「D:5クルーズ キャンパーエディション」を紹介する。
悪路もなんのその、走破性バツグンの最強バンコン
D:5クルーズの基本レイアウトはこちら。
セカンドシートの下にシートレールが見える。このセカンドシートはREVOシートという簡単にフラットになったり反転させたりできるバタフライ機構を持っており、これにより移動中は前向を向いて乗車、くつろぎタイムには後ろ向きにしてダイネットを囲むといったレイアウトがとれるようになる。もちろんフラットにすればベッドに変身。このベッドで大人2人が就寝可能だ。
ベッドはフラットにしたセカンドシートと、リアのベンチシートで構成。この状態でも使えるカップホルダーが脇に用意されているのは嬉しい。
車体左側の後ろには、棚とテーブルも用意されている。ケイワークスは電装系装備に強く、走行充電システムや100Ahリチウムイオンサブバッテリー、AC100Vのコンセントなどが標準装備されている。オプションで設定されているソーラーパネルをつければさらに快適な電源環境になるだろう。
反対側にはシンクも用意。それぞれ5ℓの給排水タンクが備え付けられている。車内で食事をしたりすると、ちょっとでも水が使えるだけで快適度がまるで違うのでこれは便利。照明も雰囲気を高めている。
ケイワークスはポップアップルーフ作りも得意なビルダーだ。このD:5にもオプションでポップアップルーフを搭載することができる。ポップアップルーフ内は窓の開口部が大きく開放的。ここでも2人が就寝でき、下のベッドと合計で4人の就寝ができるのだ。
遮光カーテンや照明など、車内で生活するのにあると便利な装備が標準装備されたD:5クルーズ キャンパーエディション。ポップアップルーフをたためば普通のD:5なので、オプションのJAOS製パーツなどを使ってかっこよく仕上げることもできる。もちろんD:5としての機能は損なっていないのでファーストカーとしても乗り回せる。ミニバンキャンパーを検討する人にはぜひ選択肢に入れてほしい1台だ。