ポップなおしゃれさで機能的、ペットフレンドリーなモデルやオプションも多くラインナップするのがレクビィ。そのなかで日産キャラバンをベースに作られ、少し変わったレイアウトを持つのがこの「イゾラ」。2024年にはキャンピングカーのエアコンの新たなトレンドともいえる「薄型エアコン」を搭載してリニューアルも行なっている。
開けてびっくり、2ルーム仕様
約5000mmの広い全長を持ちながらも1700mmを切る全幅と、同じ程度の全長を持つハイエースと比べるとスリムなのがこのイゾラのベースでもあるキャラバンスーパーロング。そのスリムで長い車体を生かして、バンコンながら前後2ルーム仕様としているのがこのレクビィの「イゾラ」のすごいところだ。
そしてダイネットが単座での対面+サイドソファとなっているなど細かいレイアウトも特徴的。このダイネットは2人使用を基本に考えつつ、必要なときには4〜5人での使用もOKというフレキシブルなもの。しかもこの単座シートにはオリジナルの補助座面があり、オットマン付きのシートのように使える。走行中もリラックスできること間違いなし。
マイナーチェンジでブラッシュアップ
そしてこの基本的なレイアウトはそのままに2024年にマイナーチェンジをしたタイミングで、標準で装備されるエアコンが薄型エアコンに。取り付けられている位置は、後方のシャワールーム手前の頭上スペースと変わりないが、これまでより室内のレイアウトと馴染むように。しかも室外機はフロアの下、スペアタイヤつり下げスペースに装備されており、車内への影響はない。レクビィは他のモデルにも積極的にこの薄型エアコンを採用しており、「ソラン」は、デビュー時にボディカラーとエアコンのカバー色を合わせたコーディネートで話題にもなった。
さらにマイナーチェンジでは、これまでは助手席後部に設置していたシンクを後方のシャワールームへ移動し、シャワーヘッドも兼ねる形へ。そしてその部分は新たに座面付きシューズボックスとなった。しかし、使用の頻度が高い冷蔵庫と電子レンジは、ダイネットも近い運転席後部に配置した。