キャンピングカーで楽しむ

なんでハイエースからフィアットデュカトに乗り換えた?気になる「フィアットデュカト」、オーナーの本音を聞きました

オリジン6.0のオーナー「旅する若葉の日常」さん
岩田一成
岩田一成

トイファクトリー岐阜本店、ユーロトイ相模原で行なわれた「ユーロトイ体感フェア」。そのなかで、ユーロトイ相模原で先輩ユーザーとして、来場者にアドバイスをしていたのが、フィアットデュカトベースのトイファクトリーオリジナルモデル「オリジン6.0」のオーナー「旅する若葉の日常」さん。トイファクトリーのハイエースベースのモデル「バーデン」から、この「オリジン6.0」に乗り換えた経緯や、フィアットデュカトベースのモデルのリアルな使い勝手を聞きました!

ずばりフィアットデュカトベースを選んだ理由

愛車の「オリジン6.0」。北は青森、南は山口・四国まで走破! 納車から半年で走行距離は1万1000kmを超えた

デュカトキャンピングカー購入のきっかけは?

昔からデュカトのデザインが好きでしたが、当時は正規輸入されていなかったのでメンテナンスや修理面に不安があり、購入を断念しました。2021年にバーデンを購入して愛犬と旅を楽しんでいましたが、デュカトが日本に正規導入されてトイファクトリーがオリジナルキャンピングカーを製造するという話を聞き、すぐに乗り替えを決意しました。

バーデンからオリジン6.0に乗り替えた理由は?

「室内で立てなかった」のが、一番の理由です。1~2泊程度なら問題ないですが、長期の旅だとそれが大きなストレスになってきます。もうひとつの理由は、「愛犬がゆったり過ごせる土間のようなスペースが欲しかった」こと。バーデンでは常にフルフラットのお座敷スタイルでしたが、大型犬には空間が狭いし、雨で濡れたときに足や体をふくのも大変……。「我が家のスタイルにはもう一回り大きいキャンピングカーがベスト」という結論になり、デュカトベースの「オリジン6.0」に乗り替えることを決めました。

バーデンからオリジン6.0に乗り替え、夫婦+愛犬でキャンピングカーライフを満喫している「旅する若葉の日常」さん

フィアットデュカトベースキャンピングカーのリアル

実際に乗ってみて感じたデュカトキャンピングカーのメリットは?

最大のメリットは、走行性能が高いことです。ハイエース(2.7ℓガソリンエンジン+6速AT)で急な坂道を登るときは、ATを手動でシフトダウンして回転数を上げる必要がありましたが、デュカト(2.2ℓディーゼルターボ+9速AT)はトルクが太く、アクセルを踏むだけでどんな坂でもグイグイ登っていくので、運転がかなりラクになりました。横風の影響も少なく、高速走行もかなり安定しています。エアコンONでアクティブな走りをしても、平均燃費は約8㎞/ℓ。燃費が良くなったことで航続距離が伸びて給油の回数も減り、より安心して遠方の旅を楽しめるようになりました。

2つ目のメリットは、室内空間の広さ。室内で立ったまま快適に生活できるし、セカンドシートを外すことで愛犬用に広い土間スペースも作れます。リヤベッドもシングルサイズの布団を縦に2枚敷ける広さがあり、ベッドの上に座れるほど頭上空間が高いので、旅の疲れをゆったり癒すことができます。バーデンのときはお座敷状態のベッドに愛犬が自分で上がれるように自作ステップを設置していましたが、デュカトは純正の電動ステップだけで簡単にフロアまで上がれます。ちょっとしたことですが、ペット旅メインの我が家にとってはこれも大きな利点ですね。

フィアットデュカトならではの広々した室内。セカンドシートを取り外し、愛犬用の土間スペースとして活用している

3つ目のメリットは、リヤベッド下のカーゴスペースが広いこと。カーゴ内に90cm×60cmの大型犬用ケージがスッポリ収まるので、居住スペースを犠牲にすることがありません。ペットケージ以外に、折りたたみ式SUPや大量の荷物を載せられるのも便利です。

デュカトキャンピングカーのデメリットは?

前車のバーデンは足まわりフルオプションだったので、それと比べると路面からの突き上げが大きく、乗り心地が悪化しました。そこで、納車後にトイファクトリーのオリジナル足回りパーツ(ハイブリッドサスペンションキット&アジャスタブルリヤスタビライザーセット)を導入。現在は、かなり滑らかで満足のいく乗り心地になっています。

デュカトのボディサイズで困った経験はありますか?

最初はこわごわ運転していましたが、慣れれば運転しやすく、ボディの大きさもそんなに気になりません。以前より下調べは入念にしていますし、時には駐車場探しで苦労することもありますが、バーデン時代と比べてそこまで不便を感じていないのが正直なところです。無理をして狭い道に入らない、駐車場はできるだけ空いている場所を探すなど、基本的なことを心がければボディサイズにストレスを感じることはないと思います。

理想の愛車で「これからも温泉巡りの旅を楽しんでいきたい」とのこと

「旅する若葉の日常」さんも登場したイベントの様子はこちらから

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