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ハイエースって今買えるの!?トヨタディーラーに聞いてみた!

いつまで争奪戦は続く? ハイエースキャンパー特装仕様までメーカーは手が回らない…そんなことはないだろう!?
オートキャンパー編集部品田 直人

2月7日に一部改良、特別仕様車スーパーGL“DARK PRIME S”が追加されたが、なかなか手に入らないとウワサのハイエース。キャンピングカービルダーもハイエースの供給が不安定なことに頭を抱えているが、買うことはできるのか?トヨタ公式WEBサイトには納期について「詳しくは販売店にお問い合わせください」と記載されているので、実際に販売店にハイエースの受注状況について聞いてみた。

アナウンス前に即完売というハイエースの異常事態…

特別仕様車スーパーGL“DARK PRIME S”の追加と同時に一部改良されたモデルは、公式サイトでの発表を前に、販売店向けに改良モデルの価格等、詳細が出たタイミングで完売してしまったケースが多いようだ。
首都圏某トヨタディーラーの担当者によると、各店舗に割り当てられた台数がかなり少なく、営業1人につき1台しか売ることができなかったという。さらに、ボディカラーも選ぶことができず、店舗や担当者によって販売できるカラーが決まってしまっていたそう。ハイエースは常に需要があるため、売ることができる台数をはるかに超える数の問い合わせが入ったが、先着、または長年その店舗と付き合いのある客が優先になってしまったようだ。購入を希望した人は仕事でハイエースをガシガシ使う職人がほとんどだそうだ。なお、今後の再販についてはいまだ不透明?だという。これでは、キャンピングカー のベース車となるハイエースの特装モデルの入手はさらに険しいことは言うまでもない。

スーパーGL“DARK PRIME S”専用ショックアブソーバー

スーパーGL“DARK PRIME S”シート表皮(トリコット+合成皮革&ダブルステッチ)・専用刺繍ロゴ

ハイエースに限らず、アルファード/ヴェルファイア、ランドクルーザーなどの人気車種は、受注再開のタイミングで販売店に駆け込むようでは遅いのかもしれない。いつ受注を開始してもいいように、買おうと腹を括ったタイミングで販売店で商談をし、オーダー待ちの列に並ぶことが重要になってくるのだ。これが今の車の買い方なのか? なんだかおかしい気がする。

ハイエースキャンパー特装車とは?

キャンピングカー製造メーカー向けに供給されるハイエースキャンパー特装車。上級グレードのメッキパーツが装着されるエクステリア
キャンピングカー架装することが前提のため、セカンドシート以降には何もない。バンデラックスグレードの室内トリム
運転席まわりの装備はS-GLグレードの物が装着される。カタログモデルに存在しない特装仕様の製造が難しいのだろうか…一刻も早く、安定供給されることを望みたい

現在、キャンピングカー製造メーカーや部品サプライヤーなどで構成される社団法人日本RV協会では、製造メーカーであるトヨタに増産を依頼している。

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