キャンピングカーや車中泊仕様車でどこに泊まれるのかというと、道の駅や有料道路のパーキングを連想しがち……。でもこれらの場所は、休憩のための仮眠はオッケーでも思いのまま宿泊できる場所ではありません。そこで利用したいのが、RVパーク。キャンピングカーの製造メーカーやディーラーで構成される日本RV協会が設置を進める「快適で安心して車中泊できるスペース」のことで、入浴施設やトイレ、電源設備などが備わります。実際にオートキャンパー WEB編集部が全国各地のRVパークに実際に泊まってその魅力をお伝えします。なお、2025年6月29日現在、日本全国にRVパークは532カ所ほど存在しています。
「日本ワイン」発祥の地、勝沼

山梨県の中央、甲府盆地の南東の玄関ともいえる甲州市勝沼町。総面積の45%が山野、35%が傾斜地、平坦地はわずか20%。1618年に甲州街道に「勝沼宿」が設置されて以降、物資の集散地として賑わいをみせた。
勝沼町といえばぶどうの産地として有名で、日本のワインの発祥の地としても知られている。中央道・勝沼ICを下りればそこかしこに観光農園の看板が目に留まる。ここは果樹栽培が盛んで、ぶどうやももだけでなく、柿、ざくろ、りんご、栗、梨など、季節の果物を存分に味わうことができる。
ワインに注目してみると、山梨県には92ものワイナリーが存在し、甲州市だけでも45のワイナリーが点在。近年、世界から注目を集める国産ぶどうを使って醸造する「日本ワイン」。140年以上の歴史がある日本ワインの文化の中で、勝沼は日本初の民間ワイン醸造場ができた、ワインの第一歩が刻まれた場所でもある。




ハーブ庭園旅日記勝沼庭園 甲州市勝沼町等々力1736 0553-44-3715

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小高い丘に位置し、眺望もよく温泉も併設
今回訪れた「甲州市勝沼ぶどうの丘」は甲州市が運営する複合観光施設で、宿泊や温泉施設のほか、レストランや売店などを有しており、2018年にRVパークを開設している。
中央道・勝沼ICからは10分ほどで、一面に広がるぶどう畑の小高い丘のてっぺんに位置。パークは施設から少し下ったところに4区画を用意。対応車種はバスコン・キャブコン・バンコン・軽キャンだ。(パーク入口付近は勾配がきつく、道路幅員が狭いため、大型車やキャンピングトレーラーの利用は不可)。
ここの魅力はなんといっても見晴らしのよさ。特に1番サイトはぶどう畑越しの南アルプスという絶景が独り占めできる。車外での調理や焚き火などは不可なので、食事は車内もしくは、施設内にある展望レストランかBBQテラスを利用するのがお薦め。
売店では、ワインサーバーでは試飲も可能となっている。また地下には約180種の甲州ワイン、貯蔵数約2万本のワインカーヴもあり、有料のタートヴァン(試飲用の器)を購入して試飲が楽しめる。
アルカリ泉質の「天空の湯」は大パノラマで開放的な雰囲気が特徴で、浴場のほか寝湯や露天風呂もある。
果物狩りやワイナリー巡り&ワイン文化探訪など、楽しさは盛りだくさん。取材は初春だったため、あいにく果樹園を堪能することはできなかったが、ぶどうの最盛期である8月上旬~9月下旬が人気のシーズンなので、改めて訪れてみたいと思う。








※DATA
RVパーク 甲州市勝沼ぶどうの丘
〒409-1302 山梨県甲州市勝沼町菱山5093
0553-44-2111
http://budounooka.com/
<1泊 利用基本料金>
一般(クルマ1台):2200円
<チェックイン/チェックアウト>
チェックイン:15:00~20:00
チェックアウト:~10:00
※DATA <アイコン>
当日予約:× WEB予約:○(電話予約不可)
トイレ:○(暖房便座) 炊事場:×(水道のみ) 入浴施設:○(温泉・有料)
AC電源:○(無料) 発電機:×
ゴミ処理対応:○(無料) ダンプステーション:× Wi-Fi:×
コインランドリー:× キャンピングトレーラー:× ペット:○




