軽キャンパーは「明日行ける自由」をくれた
こんなに「使える」軽キャンパー。でもこのクルマの本質はそこではなく、「やっぱり一番は、“明日行ける”ことですね」とえぬさん夫妻は言う。
同じキャンピングカーでも、以前レンタルして楽しんでいたキャブコンだと、行き先の下調べが欠かせない。ルート、高さ制限、駐車場、キャンプ場の受け入れ可否……彼らにとっては事前準備に時間がかかった。一方、軽キャンパーならその準備はぐっと減る。「金曜の夜に“明日どこ行く?”って話して、そのまま出発できるんです」と。
実際2人の旅で予定変更は日常茶飯事だ。長野・諏訪湖で一泊した夜、スマートフォンに流れてきたイベント情報。「行く?」の一言で、翌朝には千葉・成田へ。さらに群馬まで足を延ばし、気づけば数百キロの寄り道になっていた。「計画は、あってないようなものですね」と笑う夫妻。目的地は決めるが、ルートも寄り道も、その時の気分次第。地図を見て「行けそう」と思えば行く。それができるのは、“どこでも停められる”という安心感があるからだ。


エコノミーで運転しやすい
軽であることの恩恵は、走行面にもある。確かに急勾配ではパワー不足を感じる場面もあるが、「ストレスになるほどではない」。むしろ取り回しの良さや、小さなボディだからこその風の影響の少なさが快適性につながっているという。
そしてもう一つ、見逃せないのが“ふたりで運転できる”という点だ。軽しか運転したことのない妻も、軽キャンパーならハンドルを握れる。「お酒も楽しめるし、交代もできる。それは大きいですね」
現在の使用頻度は月1回前後。キャンプは主に冬が中心だったが、イベント遠征は季節を問わない。とはいえクーラーなどの装備は最低限。でも使ってみての感想は「必要十分」。むしろ装備に縛られない軽さこそが、このクルマの魅力だと語る。


将来的には、家族が増えたタイミングでバンコンへのステップアップも視野に入れている。それでも、「普通の軽をフルオプションで買うくらいなら、軽キャンパーを選んだほうがいい。間違いなく、遊びの幅は広がります」と語るほど、今の一台に対する満足度は高い。
旅のハードルを下げるのではなく、消してしまう。それが軽キャンパーという存在なのかもしれない。予定を決めすぎないこと。行き当たりばったりを楽しむこと。その自由を手に入れたとき、旅はもっと個人的で、もっと豊かなものになる。「明日、行ける」その一言が、「軽キャンパーのある生活」のすべてを物語っている。
好評発売中のオートキャンパー6月号では、そんな軽キャンパーの魅力を大ボリュームで特集。えぬさん夫妻含め4組の軽キャンパーオーナーへのインタビューに加え、軽キャンパーでの旅の様子、最新モデルのカタログまで網羅。ぜひご購入ください!

