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ステランティスジャパン インタビュー【日本で存在感を高めるデュカト、その今後は? 】

オートキャンパー編集部品田 直人
品田直人

主にキャンピングカー向けとして、2022年より市場に投入されたデュカト。今後はどうなるのか? インポーターのステランティスジャパンに展望を聞く。

日本仕様は、なぜキャンピングカー向けだったのか? 

欧州のLCV(ライトコマーシャルビークル)カテゴリーにおいて、絶大なシェアを誇るフィアット・デュカト。日本市場には2017年のジャパンキャンピングカーショーに出展後、2022年に販売網の構築およびキャンピングカーのベース車として日本市場に導入を行った。

ステランティスジャパンのアメリカンブランド事業部事業部長ブレット ランブルさん。ニュージーランド出身

日本市場に向けての正規販売のスタートがなぜキャンピングカー市場だったのか、そして今後の展開をステランティスジャパンのアメリカンブランド事業部の事業部長であるBrett Rumble(ブレット ランブル)さんに今改めて聞いた。

2026年のジャパンキャンピングカーショーに登場したデュカト

「欧州のキャンピングカー市場のように、日本でもデュカトをベースとしたキャンピングカーを作りたいというオファーを長年受けていたのがきっかけです。既存のディーラーだと、デュカトをメンテするためのピットがなく、その点キャンピングカービルダーであれば、大型のキャンピングカーを製造販売しているので、デュカトが収まるピットもすでに確保されている=メンテも可能。こうして、5社のキャンピングカービルダーに正規販売店『フィアットプロフェッショナル』をお願いし、日本での正規販売がスタートしたわけです」

ユーザーフレンドリーな輸入車 

これまで並行輸入車という色眼鏡で見られていたデュカトは、サービス体制が確立されたことによって日本各地で目にする機会も飛躍的に増えた。日本仕様は法規に合わせたサイドカメラの設置など、独自の仕様変更が行われるなど、かなり手が込んだ仕様になっているのだから、当然か。 

ハイエースの供給不安定な状況が追い風となったのも事実だが、欧州(ノックダウンも含めれば、世界中)のあらゆる道で日々性能チェックされているようなものだから、その実力を証明したということなのだろうか。

「デュカトの最新型(シリーズ2)は、8速ATになってさらに走りがスムーズになりました。ストップ&ゴー機能付きのオートクルーズ等の先進安全装備は、キャンピングカーとしてだけでなく、営業用途としても心強い相棒となるでしょう! 小回りも得意なんですよ。デュカトが生まれたイタリアは、石畳の路地もあって、そういった場所でも活躍していることを、もっと日本でも伝えたいですね。日本仕様は180PSのハイパワーなエンジンを搭載しています。キャンピングカーとしての移動性能も大きな魅力です!」 

輸入車だからとか、国産車でなくてはという先入観でいると、デュカトは一生縁のないキャンピングカーになってしまうが、その認識を改めることができるなら、デュカトは日本においてもキャンピングカーライフになくてはならない存在となるはずだ。

先日行われたトラックショーでは、ドイツのケミカルブランド「ウルト」とコラボ。車内にはツールチェストを配置した。今後、正規販売店が取り扱う営業用途向けの商材も装着し、商用バンとしての用途をアピールしていくという

デュカトの未来 

2022年日本導入当初に比べると、キャンピングカーディーラー各社だけでなく指定サービス工場なども整備されつつあるが、今後はデュカトユーザーに向けて、日本全国にさらにサービスネットワーク網を拡大していきたいとブレットさんは言う。 

「そうすることで、旅先で万が一事故や故障が発生したりしても、旅を続けることができますし」。ここまで日本のキャンピングカー市場を考えた戦略を練っている自動車メーカーはなかなかない。さらに、目の肥えた日本人に合わせて、塗装品質の向上や、ディテールのブラッシュアップなど、細かい仕様変更が行われている。 

こうしたメーカーの努力もあり、今や日本は、インド、アジア、オーストラリアを含む太平洋地域において、トップの販売台数を誇るディーラー&キャンピングカーディーラーが誕生するまでになった。今後さらに販売台数が増加していくことを考えると、将来、欧州向けにあるトラックシャシーやBEVのE-Ducatoの日本導入もなくはないはず。そうすれば、さらにデュカトのキャンピングカーは盛り上がるだろう。

死角を確認できるサイドカメラを日本仕様は装備する

2027年に日本に上陸予定のスクード

デュカトの弟分がスクード。バン形状でシート構成も豊富で、日本市場に向けてどの仕様が最適なのか市場調査を行っているという。日本で言えばハイエースワイドミドルと同じと言えば車体サイズが想像できるだろうか。全高は1900mm となっている。

左がデュカトで、右がスクード。デュカトよりひとまわり小さいバンタイプで、どんな仕様が日本で支持を受けそうか、ジャパントラックショーでは積極的にユーザーにヒアリングを行っていた(画像は欧州仕様車)

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取材協力:ステランティスジャパン 
https://www.fi at-auto.co.jp/models/ducato

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