
レジャー用途としてだけでなく、いざというときのシェルターにもなると多くの人々が本格的に気づき始めたのは、コロナ禍がきっかけだろう。その中でキャンピングトレーラーに注目する人が増えた。別荘のような環境が自家用車でけん引できるのは魅力。その背景には、防災仕様を長年作り続けてきたあるメーカーの努力があった。
目次
キャンピングトレーラーとは何か?
キャンピングカーがレジャー用途としてだけでなく、いざというときのシェルターにもなると多くの人々が本格的に気づき始めたのは、コロナ禍がきっかけだろう。その中でキャンピングトレーラーに注目する人が増えた。別荘のような環境が自家用車でけん引でき(ある程度の車格が必要)自由に移動できることや、モデルによってはけん引免許も不要とあって、家を買うよりは手軽に感じられるのかもしれない。キャンピングカーと違って、運転するための装置が存在しないから、その分室内が広いことや、自走するための機器がない分価格が安いというのもその理由だろう。ちなみに、キャンピングトレーラーとは、クルマで引っ張る台車に居住部分が乗っかっているものと言えば、キャンピングトレーラーがどういうものなのかご理解いただけるだろうか。

その居住部分はただのプレハブが乗っかっているわけではもちろんなく、自動車でのけん引がしやすいように、そして日本の法規に合うようにデザインされているのは言うまでもない。
話を戻しますよ?
コロナ禍でここまでキャンピングトレーラーが人気なのは10年以上前から防災機能を搭載し、キャンピングトレーラー単体で完結する生活! を構築してきたインディアナ・RVがあるから⁉︎ だ。
インディアナ・RVが扱うトリガノ(フランスのメーカー)は、日本で快適に使用できるよう、自社で徹底的に装備の見直し、追加が行われている。防災機能として搭載されている装備はその一環だ。家庭用LPガスがキャンピングカーに容易に充填できない日本で、ガスによる調理が簡便なようにカセットガス式としたり、灯油で使用できる暖房(燃焼式ヒーター)の開発、電気設備を使用するための電源の確保(バッテリー)など、キャンピングトレーラー単体でも生活が可能なモデルをいち早くラインナップに加えていたのだから。重量も750kgまでに抑えられ、けん引免許も不要だ。

運転席がない分、車内は広々!


技適証明を取得したWi-Fi式バックカメラ

キャンピングトレーラー「エメロード406」は日本の別注仕様!!
さらにここで紹介するエメロード406は、その発展形といえる日本専用設計のキャンピングトレーラー。ちゃぶ台を囲んで団らんできるようなクラス初(重量尾750kg以下)のUの字型リビング(ダイネット)に加え、日本の通行帯に合わせ左側に出入り口が備わる。







ポータブル電源をキャンピングトレーラーの電源として使用する⁉︎
人気の理由として、通常搭載されるバッテリーの2台分の容量を持つポータブル電源とソーラーパネルを追加したグレードであるVIP(Vエディション インディペンデント パワー)と、通常のバッテリーの3台分容量のポータブル電源&ソーラーパネルを採用したVIPMaxの追加も大きい。単体で安全や性能が保証されているこの電源は、バッテリーの換装よりもキャンピングトレーラーへの搭載意義は大きく、レジャーユースのみならず、防災用途にもさらに磨きをかけたと言ってもいいだろう。車両の価格はVIPが344万円、VIPMaxが354万円となっている。

なお、ポータブル電源は、わざわざ専用の収納スペースを製作し、外部電源にも対応するだけでなく、ソーラーパネルへの外部接続口も増設されている。ソーラーパネルは充電効率を考慮して、どこでも設置可能な折りたたみ式を採用しているのが実にユーザーフレンドリーだ。
