キャンピングカーで楽しむ

キャンピングトレーラーで楽しむ南足柄秋キャンプ

バックも切り離しも怖くない!キャンピングトレーラー活用で便利にフレキシブルな旅を!

免許や運転の仕方、駐車の方法…いざ一歩踏み出そうとするとわからないことも多いキャンピングトレーラー。でも乗って使ってみるとなかなか便利。そんなトレーラーでのキャンプを徹底レポート。

キャンピングトレーラについてちょっと解説

まずキャンピングトレーラーは、けん引車(以下ヘッド車)なくしてはオートキャンプの道具として成立しない(キャンプ場などに設置してある場合を除く)。トレーラーの導入を考えたときに、多くの人にとって、車両価格を除いて障害になるのはまずここだろう。トレーラーをけん引するためのクルマがさらに必要なんじゃないか、と。もちろんある程度クルマのパワーは必要だが、今回のエメロード376のようにコンパクトなモデルも存在するので、必ずしも乗り替えや増車が必要というわけではない。また、トレーラーと連結するには、ヘッド車に装着するけん引装置が必要。でも、これもよっぽどの低年式車でなければラインナップがあるので心配は要らない。
さらに気になるのが運転免許と運転の仕方。これも車重750㎏以下のモデルなら免許は不要だし、バックにちょっとしたコツが要るほかは自走式と大差ないように個人的には思う。
このようにキャンピングトレーラーを所有するためのハードルは意外に低いのだ。わからないからこそ不安だし躊躇(ちゅうちょ)するのは当然なのだが…。

トリガノのエメロード376VIP

今回のキャンプで使用したのはインディアナRVが取り扱うトリガノのエメロード376VIP。最上級グレードのVエディションプレミアムに、リチウムイオンの1260Whポータブル電源と220Wソーラーパネルを追加したモデルだ。けん引免許不要の750㎏以下のため、けん引してもあんまり違和感がない。前進するだけならだれでもすぐ慣れるはず。

<掲載車両についての問い合わせ先>
インディアナ・RV
〒252-1104 神奈川県綾瀬市大上1-5-28
TEL0467-70-2729
www.indiana-rv.net

<エメロード376VIP諸元>
けん引免許:不要/就寝人数:4~5名/登録ナンバー白8/全長×全幅×全高:5400×2100×2580mm/車両重量750kg/ブレーキ形式:慣性/価格:344万3000円
●標準装備:1260Whポータブル電源/220Wソーラーパネル/90ℓ冷蔵庫/カセットガス供給機セット/25ℓ給水タンク/排水タンク/カセット式トイレ/電気温水器/灯油式FFヒーター/一酸化炭素警報器/フロアカーペット/調光式LED照明×2/収納式出入り口ステップ/Wi-Fi式バックカメラほか

いざトレーラーならではのキャンプへ!

今回のキャンプの行き先は、新型コロナ感染症の予防に配慮して、ほかのキャンパーとの距離を取りやすく、さほど遠くない場所を選んだ。それが神奈川県南足柄市にあるキャンピース。廃校のグラウンドを転用したキャンプ場で広い校庭を10mごとに区切ったサイト構成は開放感抜群。
キャンピースへ至る最後の1㎞ほどは、クルマ1台分の道幅だから、ちょっと注意が必要とはいえ、スタッフのみなさんが、道路左右の枝を払うなどして保全しているので、通りやすかった。校門をくぐり抜け、到着したそこは、学生時代を思い出して郷愁を誘う、何ともいい雰囲気。卒業生でもないのにただただ懐かしい。

そして、目的地に着いたら、トレーラーを切り離して周辺観光へ!
トレーラーの接続を切り離し、最小限の設営を済ませたら、ハイキングやおいしいものを求めてお出かけだ。自走式だとこれがなかなかにしてめんどくさい行為。一度地面に根っこを生やしてしまうと、動くのがおっくうになってしまうのだ。トレーラーならたとえ根っこを下ろしたとしても、ヘッド車は自由に移動可能。これがだいご味で、トレーラーならではの使い方なのである。思い思いのサイトを作っているほかのオートキャンプユーザーたちをしり目に、こちらはサイトそのままにちょっとお出かけである。

トレーラーのバックのポイント

キャンプ場に着いたときや、駐車をするときに必要になってくるバック。オートキャンパー流のバックのポイントを解説しよう。大きなポイントとして、バックの方向は、運転席側に曲げるようにするのが簡単。今回も運転席側に曲げてバック駐車していく。

トレーラーを入れる場所を決めたら、まずは車両全体がまっすぐになるまで前進!次に、曲げたい方向とは逆にヘッド車のハンドルを切りバックしていく。運転席側に曲げていくので、最初は曲げたい方向とは逆、つまり助手席(左方向に前進する場合と同じ方)にハンドルを切る。バックしていくと、だんだんトレーラーに角度がついていく。十分にトレーラーの角度がついたところで、その状態を維持すべく、今度はヘッド車のハンドルを曲げたい方向(今回は右)に回転。実際は、トレーラーの進行方向を調整すべく細かなかじ修正が必要だが、このへんは体がすぐ慣れる。サイトにうまく入りそうだなという状態にまでトレーラーを押し込めたら、今度はハンドルを右にフルロック。するとあら不思議、トレーラーがまっすぐに伸びてくる。ヘッド車も含めてまっすぐになった状態でサイトに収められれば終了だ。ちなみにこれ、けん引免許の試験時にも同じことをする

トレーラの切り離し方

キャンプ場の任意の場所に駐車ができたらいよいよ切り離し。手順さえわかれば、トレーラーとけん引車を切り離すのは実はとても簡単。

キャンプサイトに駐車後、まずはトレーラーのサイドブレーキを確実に引く。次にジョッキーホイールを伸ばし、けん引車に負荷がかからなくなるまで持ち上げる。あとはカプラーなどを抜き、連結を解除すれば、設営完了。このとき車体の下には足を絶対に入れないように注意。最後に忘れないうちにトレーラーの安定ジャッキを前後左右出して水平を出す。切り離した後、けん引車はじゃまにならない場所に移動しておこう。

観光して帰ってきたあとも、楽チン

キャンピースの周辺には森林浴が楽しめる県立21世紀の森や道の駅、日帰り温泉などがあるから、これらを思う存分楽しみ、キャンプ場に帰ってすぐ寝るなんてことも可能だ。それもそのはず、トレーラーの中に入れば、すぐに横になれるベッドもあれば、買ってきたテイクアウトのお弁当などを食べるダイネットだってある。もちろん、せっかくキャンプ場にきているのだから、外でゆっくり焚き火を眺めながらお肉を焼いたり、お茶を飲んだりと夜の時間を過ごすのもいい。
こんな風に自分がどう過ごしたいかや、その日の予定や疲れ具合、天候などによってフレキシブルに過ごし方をカスタマイズできる。そして連結と切り離しができることを上手に使って、スマートに動いて時間をゆったり使うことができる。これがトレーラーキャンプのなによりの魅力だ。

今回の旅では、「道の駅足柄・金太郎のふるさと」にヘッド車だけでお出かけをした。充実した道の駅だけあって駐車場もそれなりに埋まっていたが、普通の乗用車であるヘッド車だけなので、駐車スペースに困ることもなかった。また初めて走る南足柄の市内も、細い道や狭い交差点などがあったが、やはり全く気にならなかった。

そして道の駅から帰った後は、トレーラーの横にチェアとテーブル、焚き火台を出して、火を焚きながら夕食をいただく。天気もよく、星もよく見え、まったりと過ごす。今回はチェアとテーブル、焚き火台くらいしか出さなかったから、撤収作業も簡単。あっという間に終わってしまう。
トレーラースタイルのキャンプなら1泊2日でも設営や撤収の時間を調整することができる。そして、トレーラーを切り離しての観光にひょいっと行ける。なかなかとっつきにくいトレーラー旅だけど、一度経験したらその魅力に心奪われてしまう人も多いのではないだろうか。

キャンプ場紹介「キャンピース」

キャンピース
https://campiece.com/
TEL:080-9427-3475(9:00~17:00)
神奈川県南足柄市にある「キャンピース」は、2021年7月にオープンしたばかり。廃校になった中学校のグラウンドを利用したキャンプサイトは、1区画100㎡もあり、開放感抜群。レンタル品も豊富だから手ぶらでのキャンプも可能だ。価格は平日3300円~。スタッフの笹田 章さんはキャブコン乗り!

関連メーカー/ビルダー情報