キャンピングカーでキャンプ場に泊まるなら、ぜひやってみたいのが焚き火とアウトドアクッキング!初心者でも失敗なしの楽しみ方をご紹介!
目次
AC流ライトに楽しむ焚き火のコツ
キャンピングカーの旅の合間に楽しむときにオススメな焚き火台はシンプルなもの。軽量でキャンピングカーの収納の片隅にスッと入れられるものがとっても便利。
そして肝心なのは、はやる心を抑えつつ、必要最小限の火で楽しむこと。ボーボー燃やすのも楽しいのだけれど、大きな火は自分でコントロールするのも難しいし、調理にも向かない。準備1つで、火力調節だって楽になるのを知っているとすごく効率的だよ。
焚き火の3つのポイント
ポイント1 薪は少しずつ!
気楽なデイキャンプの場合、薪はキャンプ場にあるものやホームセンターで調達するのが便利。それらの束はたいてい杉で、きちんと乾燥されており着火も簡単。とにかく燃えやすい。暖を取るならともかく、たくさんくべると、アッという間に無くなってしまうのでもったいない。
着火用の木端や樹皮は最初から多めに用意しよう。薪は3本もあれば家族の1食分の調理に十分。木端は火力調節巻きを足すときにも使って効率よく燃やす
ポイント2 着火の流れを覚えよう
多くの人にとって、焚き火の難しさは着火をしきれないこと。コツは最初に木端を作ることだが、さすがにその場合ナタやナイフは必須。着火剤はイロイロあるが、誰にでも身の回りですぐに手に入るのが牛乳パック。普通の紙を使うより火持ちがよく火力がある。
初心者にオススメなのが、牛乳パックを使った着火法。牛乳パックの素材は上質な紙で、両面ポリエチレンなので一発着火でよく燃える。上手くちぎって紙のザラザラ面を多めに作ろう
太い薪を細かくするときに、刃厚のあるナイフでバトニングするのがカッコいいが、慣れない人には軽い小型のナタの方が扱いやすく安全だ。ナタの刃を軽く木に食い込ませたら、そのまま他の薪などでナタの背の部分を叩いて押し割っていく。
牛乳パックを真ん中に置き、その周りに樹皮や木っ端を置いていく。写真の見栄えで木端がたくさんだが、実用上ではこの半分もあれば十分太い薪に火を移せるほど長く燃える。また、木っ端まではすぐ燃え上るが、燃え尽きるのも早い。次にくべる薪を準備してから火をつけよう。
ポイント3 火の大きさをチェック
火バサミの代わりに2本組の伸縮火吹き棒を使うと、吹いて火を強めたり薪をはずして弱めたりの作業が簡単。焚き火ではヤケド防止に手袋は絶対に常時着ける。調理するには炎が上がっている必要はなく、落ち着いて見える熾火でも十分すぎる熱量、温度だ。
ACオススメ! 焚き火を使った楽しみ方
花炭作り
木の実や花、葉っぱなどをそのままの形で炭化させる遊び。木炭に比べ簡単に作れるほか、完成した花炭も観賞用や消臭用として飾って楽しむことができる。
手順
1:炭にしたいもの(マツボックリやドングリ)を用意し、缶詰などのスチール缶に入れる。このとき缶の底にアルミホイルをくしゃくしゃにして敷くのもコツ
2:材料を入れた缶にアルミホイルでフタ。アルミホイルは大きめに切り、何度か折りたたみ分厚くなるように。針金でフタを固定し、竹串で1ヵ所穴を開ける
3:準備ができたら缶を強火にかける。少しするとフタの穴から煙が出てくる。この煙が出なくなったら火から下ろして冷ます。下ろしてもフタは開けない!
4:完全に缶が冷めたら、軍手をしたうえで缶を開ける。そっと中身を取り出し、形を観察したり飾ったりして楽しむ。(作業中はやけどに充分注意しよう!)
炭にしたいものをスチール缶に入れるアルミホイルでフタをして、竹串で穴を開ける 煙が出なくなるまで、缶を強火にかける 煙がでなくなったら、缶を火から下ろして、冷ます。完全に冷めたら、フタを開ける
焼きリンゴ作り
手順
1:リンゴを水で洗い、芯をくり抜く。このとき、リンゴの底まで貫通しないように注意。いっしょにリンゴに入れる調味料(砂糖、シナモンパウダー、バター、シナモンステック)も準備
2:芯をくり抜いた穴に調味料を詰める。分量の目安は砂糖、バター大さじ1、シナモンスティック1本、シナモンパウダー適量。調味料を詰めたらアルミホイルで透き間なく包む
3:リンゴを上下逆さまにしないように気をつけながら火のそばに置く。火が燃え上がらず、炭は赤い状態の熾火がベスト。リンゴがやわらかくなるまで火をとおす。(目安1時間程度〜)
4:リンゴがやわらかくなったら火から下ろし、アルミホイルをとって盛り付ける。とても熱いのでヤケドに注意。バナナをアルミホイルで包んで焼くだけの焼きバナナもお薦め!
リンゴの芯をくり抜く くり抜いた穴に調味料を詰める おき火にかける 柔らかくなったら出来上がり!