軽キャンパーのベース車一番人気なのが、スズキのエブリイだが、2022年の4月に行なわれた一部仕様変更に伴いターボ仕様が廃止。それが一転、JOINターボとしてこの度復活となった!
軽キャンパーのベース車として人気のスズキ「エブリィ」。車両サイズこそほかの軽バンとほぼ同じで、車内寸法も大差ないが、架装しやすい形状なのと電装機器類が組み込みやすいことから、多くのビルダーから支持されている。車両自体の作りに関しても、現行モデルは乗用車感が随所に盛り込まれており、軽自動車とは思えない見栄えや使い勝手のよさが多々あるため、ユーザーからの評価もかなり高い。
そのエブリィのラインナップのなかで、軽バンコンのベースに使われているのはおもに貨物車登録のエブリイ。エブリイワゴンをベースとするキャンピングカーもあるが、セカンドシートが完全にはフラットにたためず、モデル数は少ない。ただエブリイは’22年の4月の一部仕様変更の際にターボ仕様が廃止された。上級グレードのJOINは残ったがパワー不足が嘆かれた。そんな経緯から、市場傾向はアトレー(ハイゼット)に移行してしまった。
その流れを食い止めるべく、今回JOINターボとしてターボ仕様が復活。エンジンスペックは従来どおりだが、ミッションは新たにCVTとなった。低速域から中速域では変速ショックが少なくスムーズ。高速域は回転数を抑えて燃費を向上。静かで車内の会話もスムーズになるはずだ。
これだけでも諸手を挙げてしまうが、さらにキーレスとプッシュスタートシステムが備わったほか、シートヒーターの設定に助手席シートバックテーブルと使い勝手が大幅に進化。4WDシステムも変更され、キャリイで好評のロックモードも採用。ぬかるみで空転すると片側のタイヤをロックし、もう一方に駆動力を伝える機構だ。
ボディカラーも新たに2色追加されたほか、エブリイワゴンのみだったパールホワイトをエブリイに設定。ホワイトとは異なる輝きは、さりげなく他車に差をつける特徴といえる。
エブリィワゴン PZターボSPL ハイルーフ 2WD
■価格:191万1800円
エブリィ JOINターボ ハイルーフ 2WD
■価格:166万5400円