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トイファクトリーが被災地へ「水を使わないトイレ」約3万回分と多目的防災車両「MARU MOBI」を無償貸与

トイファクトリーが令和8年熊本地震の被災地である熊本県氷川町へ、水を使わないフィルムパック式トイレ「clesana」と多目的防災車両「MARU MOBI」を無償貸与。長引く断水と猛暑という過酷な状況下で、医療従事者や支援スタッフの休憩・衛生環境を改善し、キャンピングカーで培ったテクノロジーと技術が災害現場の最前線で活躍している。

キャンピングカー業界の技術が災害支援の現場で真価を発揮

トイファクトリーが、令和8年熊本地震の被災地支援として、熊本トヨペットと合同で熊本県八代郡氷川町での支援活動を開始。依然として断水が続く現地において、水を使わないフィルムパック式トイレ「clesana(クレサナ)」10基と専用消耗品約3万回分を無償提供したほか、多目的防災車両「MARU MOBI(マルモビ)」1台を現地へ無償貸与。キャンピングカー作りで培われた空間設計や移動体の利活用ノウハウが、支援従事者を支える力強い拠点として現地で大きな役割を果たしている。

支援物資を積み込む様子。マルモビ1台に加え、「clesana(クレサナ)」10基を無償貸与し、専用フィルムや凝固剤など、約3万回分(300人が3週間使用することを想定)の消耗品を無償提供

酷暑の中で活動する支援チームを救う「MARU MOBI」の快適空間

現地で活動拠点の中心となっている氷川町健康センターでは、全国から集結したDMATや保健師、医療従事者などが連日支援活動にあたっている。しかし、断水の影響で施設内の水洗トイレが利用できず、エアコンの稼働も一部に限られるなど苛酷な環境が続いていた。

マルモビの車内
車内に設置されたクレサナC1

この課題を解決すべく投入されたのが、トイファクトリーの多目的防災車両「MARU MOBI」である。広い車内空間と着脱式家具によるフレキシブルなレイアウト性能を活かし、厳しい暑さを凌ぐクーリングシェルターとして稼働を開始。車内に搭載された家庭用エアコン、簡易キッチン、冷蔵庫などをフル活用し、プライバシーが保たれた空間で仮眠や着替えができる休息拠点として、現地で活動するスタッフの疲労軽減に貢献している。

衛生面と利便性を両立する次世代トイレ「clesana」

あわせて導入された「clesana」は、水や汚物処理薬品を一切使用せず、特殊加工フィルムで排せつ物を1回ごとに熱圧着して完全密閉する画期的なトイレシステムである。においや液体漏れをシャットアウトする高い密閉性を誇り、使用後は家庭ごみとして処理できる簡便さを備える。

施設内に設置されたクレサナX1

断水の影響で施設内の水洗トイレが使えず、これまで屋外の仮設トイレまで足を運ぶ必要のあった支援従事者に対し、可搬型モデル「clesana X1」を施設内に配備したことで、移動の負担やストレスが大幅に軽減。現地からは臭気のなさや取り扱いの容易さを評価する声が相次いでおり、断水下における衛生的な衛生環境の確保に大きく寄与している。

キャンピングカービルダーが果たす防災・減災への責任

トイファクトリーはこれまでも、キャンピングカー製造で培った断熱技術やエネルギー管理、空間活用術を応用し、移動可能な社会インフラとしての車両開発を進めてきた。2024年の能登半島地震におけるトイレカー派遣に続き、今回の熊本地震支援でもその実効性を証明した形である。

岐阜県では「クレサナ」が防災備蓄品に
これまでの災害にも積極的に支援を行ってきた

被災者を支える支援者自身の環境を整えるという視点は、災害時における二次被害防止やスムーズな復興支援において極めて重要となる。キャンピングカービルダーとしての技術とノウハウを防災分野へ還元する同社の取り組みは、モビリティの可能性を広げる先進的な事例として注目を集めている。

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