キャンピングカー・ビルダー紹介

【ジャパンキャンピングカーショー2023】新型キャンピングカーのベースとなるフィアットデュカトの乗り心地!【事前情報】

 正式名称「フィアットプロフェッショナル デュカト」。FFの駆動方式&ラダーフレームを採用するこのクルマ、欧州仕様ではトラックや様々なボディ形状がある。今回、日本で発売されるモデルはサイズ違いのバンボディ3種になる。

写真は、フィアットプロフェッショナル正規代理店「ホワイトハウス」に展示されている標準モデルのL2H2(右)と、一番大きなL3H3。こちらは全長5998×全幅2050×全高2764㎜ホイールベース4035㎜となる

ポジションを決めたらさにあらず!

 インポーターの広報車として用意されたL2H2という一番小さいサイズだが、それでも、全長5413㎜×全幅2050㎜×全高2524㎜と、ハイエースのワイドスーパーロング(全長5380㎜×全幅1880㎜×全高2285㎜)よりも大きい。こんなクルマ日本で使えるの? と面食らうかもしれない。開口部の大きなドアを開けて車内に足を踏み入れると、二階建てのようなフロア高にも驚く。なんて見晴らしがいいんだ、と。

開口部の大きなドア(三角窓ははめ殺し)を開くと、乗車位置はステップの上、ご覧の通り。女性(写真のモデルは155㎝)だとよじ登る感じになるものの、調整しろの大きいステアリングのチルト機構とシートアジャスターによって、自分好みに調整が可能だ

ドライビングポジション合わせが決まれば、デュカトを手足のように動かせる
フロントシートは2座とも左右ひじ掛け付きのキャプテンシート
シートは回転させることで、ダイネットを構成することができる(写真は本国仕様)

欧州のシェアNo.1の実力は伊達じゃない

 最大出力180hp、最大トルク450Nmを発揮2.2リットルのディーゼルターボエンジン(MULTIJET3)は、日本製の9ATを組み合わせることで、電制も相まって想像以上に乗りやすいのだ。市街地のストップアンドゴーから高速巡航までシームレスに加減速が可能で、2tの大柄なボディながら、その走りは実に軽快だ。ドライブトレインがフロントセクションで完結しているので、運転席はるか後方にある転がり車軸をまったく意識することなく、グイグイ進める。ついでに言うと、最小回転半径は6.3mだから、かなり小回りができる。これは、国産のFR車と比較して、フリクションや後ろから押される感じの走行フィールに慣れすぎているからかもしれないが。それでもあえて不満点はと問われれば、ステアリングはハイエースと比べるとクイックに感じることぐらいだろうか。あ、そうそう、燃費は市街地&高速道路を約80キロ走り、約13キロくらいでした。

高速道路も快適

 遮音もしっかりされており、100から120km/hほどでは、室内はいたって平穏。デュカトベースのキャンピングカーならば、長距離運転時の疲労低減効果⁉︎が期待できるだろう。 フルオートエアコンに加え、10 インチタッチパネルモニターオーディオナビゲーションシステム(Uconnect®)の採用によって、商用車とは思えないほど室内は快適である。

10 インチタッチパネルモニターオーディオナビゲーションシステム(Uconnect®)は、Androidauto、AppleCarPlay対応。その下には、ワイヤレスチャージングパッドも備わる
7インチフルカラーのTFTディスプレイには、(外気温度、時刻、日付、総走行距離、シフトポジション、デジタル
スピードメーター、警告メッセージ、点検時期、油温、水温、
バッテリー電圧、リアパーキングセンサーの表示機能、ドアモニター、
各種設定機能(速度警報設定など))、トリップコンピューター
(走行距離、平均燃費、瞬間燃費、平均速度、走行時間、区間距離の表示)が備わる

ジャパンキャンピングカーショー2023が楽しみですね!

キャンピングカーのベース車として供給させるため、荷室はラゲッジランプ以外備わらない。大人が余裕に中で立って歩ける室内高(1970mm)は魅力だ

 2023年のジャパンキャンピングカー ショーでは、各メーカーからこのデュカトをベースとしたキャンピングカーが多数登場するはずだ。楽しみである。